こんにちは、D2です
バルブとボート生地との密着が悪くバルブの周りからのエアー漏れが起こることがあります。
ボート購入から3年目に2箇所のバルブからこのようなエアー漏れの症状が出て、自分で直した修理方法をアップします。
まず、バルブの締め付けが甘くなっていないか専用の器具を使って確認してみましょう!
締め付けが甘くなっていた場合は締め付けるだけでエア漏れが直ることもあります。
定期的な緩みチェックが必要です!
エアーバルブの分解

ボート購入時に補修セットの中に入っているこの器具を使ってエアーバルブを外します。

エアーバルブの内側の溝に合わせて左回りに回すと緩みます。
注)かなり硬く締まってて器具が破損するケースもあるので緩まない場合は無理をせずにメーカーに出した方が無難です。
また、エアーバルブ側の溝が破損した場合はボート生地切開等、修理に困難を極めるケースもあります。
生地と密着するエアーバルブ内側。
一番内側の円周と二番目の円周で締め付けている構造です。
段の形状を見ると面ではなく線(角)締め付けています。

締め付けられていた部分に型がついてます。
ゴムボートは膨らましたり縮めたりを繰り返しますから使っているうちに密着度が悪くなりエア漏れが起こり易くなります。
PVC生地を貼る
エアーバルブの取り付け部分周辺は密着度を高める為に生地を2重や3重にして貼ってあります。
もう1枚追加で貼ります。

使用する接着剤はスリーボンドファインケミカル社のパンドー156A
PVCの接着にはこのボンドが最強です!
ホームセンターにはなかなか売ってないので基本ネット入手となります。
注)接着剤選びは重要ですので用途に合ったものを使いましょう。
生地の裁断・張り合わせですが、エアーバルブの内径を正確に計ります。
コンパスを使い補修生地にカットラインを書きます。
密着度を上げる為にバルブの内径に対して若干きついくらいになるように調整し生地をドーナツ状に裁断します。
カットした生地をバルブに嵌めてみて大丈夫なら穴の位置を正確に合わせ生地を貼ります。

画像はエアキールのバルブ。
赤い部分が追加で貼った生地です。
24時間乾燥後にエアーバルブを元通りに締め付けると漏れは止まりました。

ボート本体チューブ、前側のエアーバルブ。
バルブの周りの赤い丸い円の部分が追加した生地です。
このエアーバルブもエア漏れしていましたので、同じ要領で生地を追加し漏れは完全に止まりました。



まとめ
ボート生地の補修は間違えたやり方でやるとその性質上、再接着が難しいですので漏れている状況から正確な補修方法を判断する事が大切です。