ゴムボくらぶです。
山口県山陽小野田市のSさんからヤマハ4馬力のメンテナンスのご依頼をいただきました。
ありがとうございます。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)

型式:68D(F4AMH)
製造年月:2008年03月
ヤマハ4馬力・使い始める前にしっかりメンテナンスをしておきましょう【山口県山陽小野田市・Sさん】

これからプレジャーの補機として使い始めるとのことでご入庫頂きました。
いざという時に絶好調で動いてくれるよう、しっかりメンテナンスしていきましょう。

荒使いされた機体ではなく全体的に状態良さそうですね。

まずはキャブレターの清掃からします。
劣化した燃料がチャンバー底に溜まっています。
アイドリングで燃料が供給される経路、アクセルを開け始めたタイミング燃料が供給させる経路、更にバタフライが開くとメインで燃料が供給される経路など、各部を確認しながら清掃していきます。
燃調は試運転の時にBESTにセッティング致します。

サーモスタットのチェック。
エンジンアノード磨いておきます。

水路の状態、綺麗です。

動作OK。

ギヤオイル、白濁無いですね~

インペラは復元力低下でそこそこ経年劣化しています。

新しいインペラの取り付け。

この機種のプラグ交換は限定された工具使用以外では、カバーの取り付けを外したりと少し手間が掛かります。海上でこんな作業はなかなかやり辛いと思います。
交換しておきます。

ヤマハのアノードはなかなか減りません。

磨いときました。
OK。

こういった箇所って固着し易いのでグリスアップしておきます。

始動性も良くバッチリOKです。
メーカーの諸元によるとアイドリング回転数は1450回転~1550回転。
ヤマハは2馬力もそうですがアイドリング回転数は高めな設定が多いです。
ご利用ありがとうございました。