ゴムボくらぶです。
東京都小笠原村のKさんからシープロ8馬力のメンテナンスのご依頼をいただきました。
ありがとうございます。
数か月前にKさんからのご依頼で同機種をフルオーバーホールさせていただいたのですが、2機お持ちで今回は2機目の方のメンテナンスになります。
今回もバリっと仕上げます!
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)
型式:3B2
製造年月:平成30年6月
シープロ8馬力・フルオーバーホールでリセットしましょう【東京都小笠原村・Kさん】
まず、左右に舵を切ってみると非常に動きが固くステアリングシャフトが固着している感触があります。
今回Kさんからステアリングシャフトの錆が酷いので交換して下さいとお伝え頂いています。
シフトレバーを動かしてみるとこれまた動きが固いです。
塩害・固着が結構ありそうなので細かいところまでチェックして、最高の状態にしてお返し致します。
エンジンを下ろしました。
前回メンテナンスさせて頂いた機体もそうでしたが水路の綺麗さに驚きます。
各部の状態から結構使っているとは思いますが、どうしたらこんなに塩を残さずに維持できるのだろうか。
平成30年製はメタルガスケットに変更されてます。
平成28年製は対策前のヘッドガスケットが入っているので変更時期はこの辺りですね。
クランクまわりの状態。
圧縮漏れしてますのでピストンリング交換しましょう。
ピストンリングをシリンダーに嵌めて摩耗具合を計ってみます。
合口計測:0.45mm。
使用限度値までは達していないものの、やはり結構摩耗しています。
各部の状態をチェックします。
オイルシール及び消耗パーツは全交換です。
スムーズに動くようにしっかりグリスアップします。
ヘッドボルトのグリスアップには耐熱性が高い銅グリスを使いますが潤滑が良過ぎても緩みの要因となりますので、そういったことも踏まえてBESTなグリスをチョイスしています。
お次はステアリングシャフトの交換をしましょう。
かなり腐食しています。
ボルトの固着は複数あり画像のように下側のボルトは折れました。
ボルトが折れた時は臨機応変に対応しますがこれは抜けます。
ハンドルとステアリングシャフトを分離しないといけませんがアクセルワイヤーが固着してて抜けません。
こういった場合は強引に外してアクセルワイヤ―を交換します。
船外機は固着がつきもの。
どういった方法で解決するとパーツ代が最低限で済むかを考えることが重要です。
腐食したステアリングシャフト。
舵を切ると折れた下側は固着で全く動いてなく、捻じれて上側が少し動いていた状態でした。
ドライブシャフトハウジングを支持している下側のブッシュです。
左側:新品
右側:付いていたもの
経年劣化でかなり変形しているのが分かります。
船外機の重みで段々と下がってくるんですよね。
車で言うエンジンマウントとなるものですが、こうなるとハンドルに伝わる振動が大きくなります。
交換しておきましょう。
これはエンジン側のプライマリーホースを繋ぐ部分のコネクターです。
左側:新品
右側:ついていたもの
真ん中のボッチがだいぶ小さくなっているのが分かります。
プラ製なので紫外線劣化します。
交換。
キャブレターの中は緑色になり劣化ガソリンでだいぶ汚れてました。
しっかり清掃&パーツ交換します。
お次はロアケースのオーバホールをします。
インペラだいぶ劣化してますね。
上面が溶けているようになってます。
これはポンプベースとプレートの間に塩が蓄積しプレートが押し上げられインペラに上下で負荷が掛かっていたという状況です。
消耗パーツを交換していきます。
交換完了。
ロープ&アンカー交換。
エンジンを載せる前はアンダーケースも清掃します。
今回もバッチリ仕上がりました。
OKです♪
ご利用ありがとうございました。

