アクセスカウンター
  • 1279042総アクセス数:
  • 753今日のアクセス数:
  • 1648昨日のアクセス数:
  • 3現在オンライン中の人数:
カテゴリーはこちら
マーキュリー Sea Pro 9.8馬力・15馬力

マーキュリーシープロ9.8馬力 ・ヘッドボルトの固着問題解決か!?【愛知県豊川市Tさん】

ゴムボくらぶです

 

愛知県豊川市のTさんからマーキュリーシープロ9.8馬力のメンテナンス依頼を頂きました。

ありがとうございます。

 

2馬力からのステップアップでシープロ9.8馬力を購入されたとのことです。

軽さ・スピードと申し分なく、今やこれ買っときゃ間違いないという大人気の船外機ですね!

これから使い始めるにあたって、まずはフルメンテを!ということで発送にてご依頼いただきました。

今回、今まで使用していた2馬力のマーキュリーとシープロ9.8馬力と2機を送っていただいています。

「2機ともとにかくバッチリメンテナンスして欲しい!」

とのご要望なので先を見越したメンテナンスもを行っていきます。

 

おまかせ

 

では、見ていきましょう!

 

 

型式:3K9

製造年月:13年4月

 

マーキュリーシープロ9.8馬力 ・ヘッドボルトの固着問題解決か!?

シープロ9.8馬力のメンテナンスと言えば真っ先に気になるのが、ヘッドボルトが緩むかどうかということです。

この機種のメンテナンスが入った時は、ヘッドボルトが固着していた場合にどこまでやるか?ということをお客様と事前に話すようにしています。

11本あるヘッドボルトがボキボキと折れてしまった場合、最悪シリンダーブロック交換となり高額修理となってしまいますから。

 

今回まずはヘッドボルトが緩むかどうかを確認してみて、固着があった場合にはどこまでするか?ということをTさんとお話をしたうえで判断するという感じで作業を進めることになりました。

 

 

そして、

11本中、外せたボルトは5本で残り6本は固着しており外せません。

無理に回せば確実に折れます。

 

たかだかサーモスタットの点検で最悪シリンダーブロック交換って

この9.8馬力のヘッドボルト固着問題はどうにかならんものか!?

ということを日々考えていました。

 

そして、一つのある方法を考えつきました。

しかしこの方法、試してみたことが無いので成功するかどうかは分かりません。

取り掛かると後戻りができないやり方なので、もし外せなかった場合はシリンダーブロック交換となります。

 

Tさんに固着があることを話しました。

ボルトを外せるであろう方法があるものの、成功しなかった場合はシリンダーブロック交換になります。

というお話をしてみたところ、「試してみてください。私ので実験してください」という快いお返事を頂きました!

ありがとうございます!

 

 

そして、見事成功しました!

無事固着ボルト6本外せましたー!

あぁ~良かった~

 

実績はまだこの1機ですが、これで引き出しが増えたのは間違いありません。

これからこういった機会があれば、オーナー様の承諾が得られた場合にはまたこの方法でやってみたいと思います。

 

さて、取り出したサーモスタットはこちらです。

ヘッドボルトを回した跡も無かったので恐らく新品購入時から一度も交換していなかったと思われます。

開閉テストをしてみたところ弁は開きましたがそのまま閉じなくなってしまいました。

勿論交換します。

 

ねじ山を綺麗にして、今後固着しないように処理します。

ヘッドボルトの適合タップはこちら↓

 

ヘッドガスケットです。

見ての通り左側が新品のヘッドカバーなのですが、メタルガスケットになっており元々ついていたタイプとは作りが違います。

年製が新しいやつは左側のタイプが入っており、このガスケットが入っている場合はボルトに殆ど錆が無く固着し辛い印象です。

メーカーが固着対策をしたのでしょうね。

平成31年製にはこのガスケットが入ってますが、何年製からこのガスケットが入っているのかは分かりません。

 

 

ピストンに付着したカーボンを落として綺麗になりました。

(カーボンが蓄積すると本来の点火タイミングより早く着火したり、エンジンを切っても直ぐに切れなかったり、燃焼室の容積減少によって圧縮圧が上がったりする場合があります)

水路内部の状態は塩害による壁面劣化などもなく良好な状態です。

 

ヘッドボルトはステンレスに変更しグリスアップして組み上げました。

 

ロアケースのオーバーホール

お次はインペラの交換です。

 

ついていたインペラはこんな感じ。

 

現状ギヤオイルの白濁はありませんでしたが、とにかく全てをバッチリに!

とのご依頼を受けていますので、先を見越してオイルシールなど消耗部品は全て交換しておきます。

オイルシール内側に塗るシリコングリスはこちら↓

 

スラストホルダー(ペラの奥にある丸い金物)が固着していること多いですね。

この機もそうでした。

固着したスラストホルダーを抜くにはプーラーを使います。

プーラーは頻繁に使う物ではありませんが、持っておくと便利です。

 

これで暫くは安心ですね。

 

インペラも新しくなりました。

 

その他の主な作業

●キャブレターの清掃

 

●スターターロープの交換

この金具がサビサビは気になりますよね。

ハイ、交換しときました。

 

●ケーブルグロメットの交換

シープロはこのグロメットが痛みやすいですね。

オケィ!

 

●シフトレバーのグロメット交換

オケィ!

 

●ペラの塗装

塗装後の写真を撮ってませんでしたが黒に塗装しておきました。

 

●プラグ交換

●リューションコード交換

●アノード交換

●ギヤオイル交換

●各部グリスアップ

●小傷が多かったのでタッチアップ

 

絶好調デス!

 

試運転

【冷間始動】チョークを引いてSTART位置にて2~3回で始動

【温間始動】1回で始動

【吹け上がり】良好

【検水】良好

 

交換した部品

 

ご利用ありがとうございました。

 

シープロ9.8馬力・このヘッドガスケットは安心です!【福岡県福岡市・Aさん】

ゴムボくらぶが使ってる船外機メンテナンスの必須アイテムのご紹介!

 

●おすすめの耐水グリース

一般的な耐水グリースより粘度が高く持ちが良いです。

 

●80g用のグリースガン

エンジン下の首周りなど、グリースニップルからの注油に使用します。

ジャバラの状態で入れて使えるので綺麗に使えて便利です。

上記の80gグリースで使えるのでグリースガンとセットで持っておくと便利です。

 

●液体ガスケット

自己メンテナンスをする人には必須アイテムである液体ガスケット。

乾くのに1日程度掛かりますが硬化後の密着力が強く1215がお勧めです。

オイルシールの外周塗布にも使えます。

 

●シリコングリース

ゴム製品には攻撃性が低いシリコングリースを使うのが基本です。

オイルシールの内側やOリングなどゴム製品に塗布して使います。

 

●言わずと知れたマリンスプレーの定番です!

CRE 6-66

釣行後は錆び易い箇所にシュッっと

 

●キャブレタークリーナー

キャブクリーナーは安物が洗浄能力が低くてダメです!

私が使ってみておすすめするのはYAMAHAのヤマルーブです。

洗浄効果は勿論高く、汚れで変色したジェット類など浸け置きしておくだけで綺麗な金色に戻ります。

 

●パーツクリーナー

キャブクリーナーで洗浄したあとはパーツクリーナーでキャブクリーナーを洗い流してください。

キャブクリーナーで洗浄したのみだとべたつきますので。

 

●ピンポンチ

抜けにくいシャーピンを外す時にピンポンチがあると作業がスムーズにいきます。

釣行時の携行アイテムとして小型ハンマーとピンポンチがあれば便利ですよ!

 

●小型ハンマー

小型のハンマーですがヘッドの重さがそこそこあるので打撃力も強くコンパクトでなかなか良いですよ。

 

●ギヤオイルの交換におすすめなドライバー。

軸が四角形なのがポイント!

スパナをかけて緩めたり締めたりできます。

スパナをかけると固かったネジが嘘のように回ります。

 

●ギヤオイル交換アイテム

1Lのペットボトルに取り付けて使用します。

ホースの先端に付属のアダプター(M8×1.25)を取り付けることで、ホンダ・トーハツ・マーキュリー・スズキなど、ほぼ全メーカーのドレンボルトに適合します。

チューブタイプと比べるとドレンを閉める時に落ち着いて作業ができるのでおすすめです!

 

 

今後もおすすめアイテムがあれば追記していきます!

【あなたにおすすめの記事】