ゴムボくらぶです
新潟県長岡市のFさんからホンダ2馬力のメンテナンスのご依頼をいただきました。
ありがとうございます。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)

型式:BZBF(BF2DK2)
製造年月:平成24年7月
ホンダ2馬力・ギヤオイルがゼリー状になってます【新潟県長岡市・Fさん】

中古で譲り受けて4年ほど使われているそうですが、最近アクセルを開けてもプロペラの回りが悪いとのことです。
各部を見ると錆や腐食が結構あるようです。

定番のエンジン固定ボルトも腐食しています。
この当時のボルトは鉄ボルトなので現行のステンレスボルトに変更して組みます。


こんな感じ。


上から見たら綺麗に見えたヘッドカバーですが、飛沫が掛かる下部はこの通り腐食しておりオイルが漏れ出す寸前って感じですね。

プレートは裏側がだいぶ腐食してガタガタになっています。
大事な部分です。
バッチリ仕上げましょう。

ゴムボ仕様完成です。

キャブレターのオーバーホールをしておきましょう。

ドレンが固着しています。
チャンバー交換しましょう。

OKです。
ドレンが使えるようになりました。

首振り部分も分解整備しておきましょう。

なんと、シャーピンが3分割になっていました。
これでは当然ペラは回りません。

そして、ギヤオイルを抜いてみると
ん!?

やけにドロドロしててゼリー状になっています。
色もおかしいですね。

定番のこのボルトの固着は想定内。

こちら、ドライブシャフト側のウォーターシールです。
状態良くないですね。

汚れを落として状態を確認してみると、経年劣化で変形しておりスプリングも切れてます。
ドライブシャフトとの当たり具合も確認しましたが当然ながら緩い。
ここからジワジワと海水が入っていたんでしょうね。

ウォーターシール交換完了。
ロアケース、オーバーホールしておきました。

これはギヤオイルのドレンボルトです。
緩める時に負荷が掛かる箇所が特にナメ気味になってるのが分かります。
このドレンボルトはこのぐらいナメ気味になるとかなり外し難くなります。
こうなる原因はサイズが合っていない普通サイズのマイナスドライバーを使うことで起こります。
四角軸の大型のマイナスドライバーや水栓ドライバーを使い、軸にモンキーレンチをかまして回すとナメることも無く楽に回ります。
ドレンボルト交換しておきます。

アクセル開度を固定するノブが付いてなかったので取り付けておきます。

ブッシュも交換しときましょ。

ロープ交換

バッチリデス♪

当たり前ですが。。。絶好調でございます。

リフレッシュ完了♪
ご利用有りがとうございました。