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ホンダ2馬力

エンジンが止まるホンダ2馬力の原因を究明する【福岡県福岡市・Yさん】

こんにちは、ゴムボくらぶ(@gomubo_club)です

 

福岡県福岡市・Yさんよりホンダ2馬力の修理依頼を頂きました。

 

不調の症状

エンジンが掛かり辛い・掛かってもアクセルを開けるとエンジンが止まる。

 

不調修理以外のその他の部分も必要に応じてメンテナンスします。

錆び対策が進んだ現行型のDHですが、対策されていない錆び易いボルトのステンレス化もこの機会にやっておきます。

*DHのステンレスボルト化には自社のオリジナルステンレスネジセットを使います。

 

 

製造年月:2018年11月

型式:BAAC(BF2DH)

 

まだ新しい2018年製のDHですが不調の原因は何でしょうか。

 




不調の原因を探る

まずは今回のメイン作業である不調の原因を探っていくことにします。

分解前に症状確認のためにエンジンを始動してみました。

エンジンは冷えている状態なのでチョークを引っ張りアクセルはSTART位置にて数回ロープを引っ張りましたがエンジンが掛かりません。

そこでチョークを戻してアクセルは開けたまま(START位置)で始動してみます。

すると、エンジンが掛かりました。

アクセルを開けて空気を多く取り込んでやれば掛かったわけですから、このことから燃料が濃い状態であることが予測出来ます。

 

これは排気管取り付け部分の遮熱版ですが、真っ黒になっています。

通常多少は茶色くなるものの、ここまで黒くなるのは異常です。

キャブに問題がありそうです。

 

排気口下のカウル部分も変色。

 

ここも

 

キャブレターの清掃

何をさておき、まずはキャブを清掃しておきます。

 

キャブの清掃にはキャブクリーナーとパーツクリーナーを使いますが、

順番としてはキャブクリーナーで清掃してパーツクリーナーでキャブクリーナーを洗い流します。

 

この部分も通常より黒くなっており燃料が濃いことが分かります。

 

エンジンの調子を左右するスロースクリュー

現状どういったセッテイングになっているのかを確認してみると、全く合っていない状態でした。

これではガソリンが濃過ぎて不調になるはず。

 

スロー調整は始動性のみに影響すると思われがちですが、中速域や高速域等全ての領域に渡って影響します。

空気の密度が濃い寒い時期だとこれでも動いていたようですが、気温の上昇と共に空気の密度は薄くなります。

そうするとガソリンが濃くなってしまい燃調のバランスを崩してしまうのです。

そうならないためにはオールシーズンに適応するセッティングにする必要があります。

 

 

燃料フィルターは少しゴミが溜まっていた程度ですが清掃しておきました。

 

この年式はヘッドカバーが最初からステンレスです。

 

いづれ遮熱版のボルトまでステンレスになると良いのですが、現状では錆び易いスチール製ですのでここはステンレスに交換します。

 

イグナイターは錆も出てなくOKデス!

 

その他の作業

シャーピンOK・ペラ軸グリスアップ

エンジンオイル交換(ドレンOリング交換)

ギヤオイル交換

 

遮熱版も綺麗になりました。

 

試運転

【冷間始動】チョークを引いてアクセルはSTART位置にて2回始動

【温間始動】アクセルはアイドリング位置にて1回始動

【吹け上がり】良好

スロー調整・アイドリング調整

 

何故大幅にスロー調整が狂っていたのか?

購入時からこのセッティングになっていたとは考え難く、Yさんが自身でスロー調整をしたわけでもありません。

去年12月の冬場に某マリンショップへ点検に出したらしくそれ以降アンダーカウルも茶色く色付きだしたとのことなのでその時にスロー調整を触ったのだろうと思います。

エンジン不調は下手したら海難事故になりますのでより慎重な作業が要求されます。

 

交換した部品

ステンレスに交換したネジ類

ご利用ありがとうございました。

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