ゴムボくらぶです。
愛知県名古屋市のAさんからトーハツ6馬力のメンテナンスのご依頼をいただきました。
ありがとうございます。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)

型式:3JE(MFS6C)
製造年月: 令和2年10月
トーハツ6馬力・ギヤオイルが白濁してる?組み直ししましょう。【愛知県名古屋市・Aさん】

愛知県Aさんのトーハツ6馬力
いつもご利用ありがとうございます。
少し前にAさんご自身でメンテナンスを行ったそうで、その時にロアケースのオイルシールを上下交換したらしいです。
その後、2回使ってギヤオイルを確認してみたところ僅かに白濁しているような気がするとのこと。

ギヤオイルを抜いて送って来られており、ドレンを開けるとケース内部に僅かに残ったギヤオイルが出てきました。
一見して白濁してると見える色ですが、最後に少量残ったオイルというのは通常使用によって起こる金属粉混じりのグレー色の場合があります。正確な判断をするためにもギヤオイルは抜かずに送っていただいた方が助かります。
オイルシールの交換はアルミ側に傷を入れてはけないなど、気を付けないといけないことがあります。自己メンテで交換する場合は十分気を付けましょう。

点検及び組み直しを希望されてます。

プロペラシャフト側のオイルシール
交換時、アルミ地に傷は入れてないとのこと。
特に問題無いようです。

インペラは初回交換時に不具合があり2回交換されたそうです。
羽根の向き全部OKです。

一番怪しいのはここかな~

傷有り。

傷有り。
肉厚が薄い部分なのでこういった傷の段差により外部から流入し易くなります。傷の度合いによっては面よりも高い部分が形成されますので注意深く作業をしないといけない部分です。

シフトのOリングは交換してないとのことでしたので交換しておきます。

ロアケース組み直し完了。これで大丈夫でしょう。
もしこれでもまだ流入するならオイルシール交換時、アルミ地に深い傷が入ってるしかありません。


キャブは清掃しておきます。
あれのオーバーホールも。。。

プラグ、特に問題ありませんね。
サーモスタットは交換されたそうです。

OKです♪
ご利用ありがとうございました。