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トーハツ/マーキュリー2馬力(2st)

マーキュリー2馬力/2スト・インペラボルトが緩まない!【福岡県福津市・Tさん】

こんにちは、D2です

 

福岡県福津市Tさんからインペラ交換のご依頼を頂きました。

 

マーキュリー2馬力/2スト・依頼内容

 

●インペラ交換

 

今回、代理のTさんからの持込みとなります。

オーナー様自身でインペラを交換しようとしたところ、インペラケースの固定ボルト1本は緩んだものの、残り3本が硬くて緩まずこちらに持込みされたという流れです。

今回のように硬い・緩まないと思ったら無理に緩めようとせずに入庫して頂くのが理想です。

 

型式:3AR

製造年月:19年11月

 

マーキュリー2馬力2スト・インペラ交換

ロアケースは抜いた状態で入庫されました。

残り3本は無事緩むでしょうか。

このボルトはジワジワ緩めるのが一番良くなく、気合い一撃でガツン!

とやって○と出るか×と出るか!?運命の分かれ道です。

なるべく折りたくないのでベストを尽くしますが、折れたら折れた時で対処するしかないと割り切るのも大事です。

 

まず1本目をガツン!

NG×

う~む、何とも微妙な手応え。。。

コイツは後回しにして2本目に行きます。

 

2本目をガツン!

OK○

ヨシ、無事緩みました!

 

3本目をガツン!

OK○

ヨシ、無事緩みました!

 

最初の1本目に戻って続きをやってみるも微妙な手応えの反応とおり

残念ながら折れました。

後で折れボルトを抜く作業をします。

 

さて目的のインペラですが、かなり傷んでおり羽根がボロボロになって切れて水路を塞いでいます。

水路に入り込んだゴムの欠片をキッチリとっておかないと、詰まって水が流れずにオーバーヒートしてしまいます。

この他にも水の吸い込み口のところにも落ち込んでいました。

 

さて、折れボルトを取り出します。

ボルトが折れた場合はロアケースは分解となりますのでギヤオイルも抜き買替えとなります。

 

機材を使って折れボルトを取ります。

 

無事取れて一安心。

今までボルトが折れて取れなかったことはありませんが、もし取れない場合はロアケース交換となります。

ロアケース交換は結構高い出費なのでなるべく避けたいところ。。。

 

ボルト1本新品に交換します。

 

ここも開けなければいけないのでOリング交換します。

 

ウォーターポンプベースを外すので、ガスケット上・中・下とプレート交換です。

ガスケット上・中・下はトーハツ4スト2馬力と共用部品ですが、プレートだけは品番が違いましたので2スト専用のようです。

ウォーターポンプベース内のシフトOリングも交換します。

 

新品のインペラ

インペラもトーハツ4スト2馬力と共用部品になります。

 

ここにもシフトのOリングが入っていますので、内側・外側とも交換します。

インペラ交換の付随作業に伴い各種Oリングは交換しました。

 

タップを立ててネジ山掃除をして、耐水グリスを塗ってインペラ組み付け完了。

 

アノードの状態、良くないですね。

入庫時に新品のアノードをご持参頂いていたので交換します。

 

ギヤオイルのガスケット、上下ともに交換します。

 

試運転・検水確認

ロアケースを組みつけて試運転をします。

エンジンを始動すると正常に検水が出ています。

 

余談ですが、マーキュリー2馬力2ストはトーハツ2馬力4トと比べると検水の勢いは少し弱いです。

マーキュリー2ストオーナーの中で勢いがイマイチ弱いなぁ~と思っている方、水路の構造・検水を取り出している位置が違うため、これで正常ですのでご安心を。

 

マーキュリー2馬力2スト交換部品

フロートバルブに段差がついて、状態が良くなかったので交換しました。

チャンバーガスケットも交換

 

ご利用ありがとうございました。

 

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船外機メンテナンスカテゴリー

ゴムボくらぶが使ってる船外機メンテナンスの必須アイテムのご紹介!

 

●おすすめの耐水グリース

一般的な耐水グリースより粘度が高く持ちが良いです。

 

●80g用のグリースガン

エンジン下の首周りなど、グリースニップルからの注油に使用します。

ジャバラの状態で入れて使えるので綺麗に使えて便利です。

上記の80gグリースで使えるのでグリースガンとセットで持っておくと便利です。

 

●液体ガスケット

自己メンテナンスをする人には必須アイテムである液体ガスケット。

乾くのに1日程度掛かりますが硬化後の密着力が強く1215がお勧めです。

オイルシールの外周塗布にも使えます。

 

●シリコングリース

ゴム製品には攻撃性が低いシリコングリースを使うのが基本です。

オイルシールの内側やOリングなどゴム製品に塗布して使います。

 

●言わずと知れたマリンスプレーの定番です!

CRE 6-66

釣行後は錆び易い箇所にシュッっと

 

●キャブレタークリーナー

キャブクリーナーは安物が洗浄能力が低くてダメです!

私が使ってみておすすめするのはYAMAHAのヤマルーブです。

洗浄効果は勿論高く、汚れで変色したジェット類など浸け置きしておくだけで綺麗な金色に戻ります。

 

●パーツクリーナー

キャブクリーナーで洗浄したあとはパーツクリーナーでキャブクリーナーを洗い流してください。

キャブクリーナーで洗浄したのみだとべたつきますので。

 

●ピンポンチ

抜けにくいシャーピンを外す時にピンポンチがあると作業がスムーズにいきます。

釣行時の携行アイテムとして小型ハンマーとピンポンチがあれば便利ですよ!

 

●小型ハンマー

小型のハンマーですがヘッドの重さがそこそこあるので打撃力も強くコンパクトでなかなか良いですよ。

 

●ギヤオイルの交換におすすめなドライバー。

軸が四角形なのがポイント!

スパナをかけて緩めたり締めたりできます。

スパナをかけると固かったネジが嘘のように回ります。

 

●ギヤオイル交換アイテム

1Lのペットボトルに取り付けて使用します。

ホースの先端に付属のアダプター(M8×1.25)を取り付けることで、ホンダ・トーハツ・マーキュリー・スズキなど、ほぼ全メーカーのドレンボルトに適合します。

チューブタイプと比べるとドレンを閉める時に落ち着いて作業ができるのでおすすめです!

 

 

今後もおすすめアイテムがあれば追記していきます!

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