ゴムボくらぶです。
熊本県熊本市のSさんからヤマハ2馬力の修理・メンテナンスのご依頼をいただきました。
ありがとうございます。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)
型式:6S7
製造年月:2014年11月
ヤマハ2馬力・オーバーヒートに水没も、こりゃ大変だぁ~!【熊本県熊本市・Sさん】
「水が出なくなってエンジンが熱くなり止まってしまった」
との情報の元、修理のご依頼を頂きました。
お話を聞くと、この状態で譲ってもらったらしくSさん自身はまだ使ったことは無いとのこと。
単純にインペラがダメになってオーバーヒートしたんだろうなと予測しますよね。
オーバーヒートはどこまでの修理が必要か?
どのぐらい費用が掛かるか?
は、状態によってケースバイケースです。
エンジンオイルを抜いてみると白濁してる。
色から内部が錆びていることが分かります。
オーバーヒートすると症状の度合いによっては冷却水とオイルが混じるということが考えられます。
その場合、海水がオイルに混じるので錆びるんですよね。
ロープを引っ張ってみると明らかに圧縮が無い。
ヘッドガスケットはメタルタイプ、高温でヘッドが歪んだか?
重症っぽいな~。
インペラの状態を確認してみると見事に丸坊主状態。
取り敢えず破片回収完了。
ゴム片が焼き付いたライナー。
水無しで始動してインペラが焼き付いたパターンです。(前オーナーさん)
当ブログで何回も書いてますが水無しでのエンジン始動は絶対ダメ!ダメ絶対!
数十秒でインペラが焼き付きます。
水量が少な過ぎる場合も同様なので最低でもキャビテーションプレートから5cmぐらい上までは水量を確保しないといけません。(インペラが完全に浸かるライン)
エンジンバラします。
どんな状態でしょうか?
やっぱ錆びてるね。
シリンダー内部。
シリンダーヘッド。
ピストンリング固着してます。
バルブも錆びてる。
シリンダーヘッドの状態を考察するとオーバーヒートが原因で冷却水とオイルが混じったとはどうも思えない。
う~む、なんか違和感があるな~。
オイルポートも詰まってます。
ちょっとキャブレターを見てみよう。
!?!?!?
なんじゃコリャ~、水没しとるやないかいw
オーバーヒートに水没ってどんな状況!?
オーバーヒートで冷却水とオイルが混じったのではなく水没でオイル白濁してたんですね。
Sさんも水没してたとは知らなかったとのことでした。
状態から察するに水没してから1週間~2週間というところか。
想定外に高額修理になる場合は勝手に修理を進めるのではなくお客様に概算費用をお伝えし修理を続行して良いかどうかの確認をします。大幅に予算を超える場合などはこの段階で修理を中止することも可能です。
Sさんに概算費用をお伝えして修理続行のお返事を頂きましたのでバッチリ直します。
シリンダーヘッド歪み無しで安心しました。
水路は凄く綺麗なので使用歴はなかり少ないと思われ、仕上げたら良い船外機になりますよ。
ピストンOK。
いい感じで仕上がってきよります。
新品キャブレター。
インペラも新しく。
ギヤオイル交換。
ここまできましたよ。
復活しました!!
絶好調でございます。
ではでは、ご利用ありがとうございました。

