ゴムボくらぶです
千葉県千葉市のKさんからスズキ2馬力のメンテナンス依頼をいただきました。
ありがとうございます。
始動時に白煙が出るとのことなのでそちらも見ていきます。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)
型式:00202F(DF2)
製造年月:30年02月
スズキ2馬力のメンテナンス・水路はやっぱり塩が溜まります【千葉県千葉市・Kさん】
始動時に白煙が出るとのことなので、まず最初にオイルとガソリンを入れて症状を確認してみます。
すると、特に白煙が出るということもなく至って正常な排気の状態です。
しかし、Kさんは始動時に白煙が出ると言っている。
考えられるのはエンジンオイルの入れ過ぎか始動時に直ぐにチョークを戻していないかのどちらかです。(可能性を広げれば上がり・オイル下がり、キャブのオーバーフローなどもありますが今回は関係無いので除外します)
白煙は無く正常ですので上記の2点を再度確認してみてください。
今まで使用していたアイドリング回転数もチェックしておきます。
高いですね。
さて、メンテナンスをしていきます。
キャブレターの取り外し
塩害の跡も無く状態良いです。
固着し易いメインジェットも緩みました。
スロージェットも綺麗に清掃します。
燃料フィルターは汚れ少々
お決まりのサーモケース内部に塩が盛りだくさん。
水路が完全に詰まってます。
こっちの水路も
アノードの形がありません。
やりそこなったら緩められなくなるボルト。
地道に崩して清掃していきます。
塩はカバー側にも蓄積します。
ようやく綺麗になりました。
水路開通
サーモスタットの動作OK
構造上、サーモスタット自体に塩が溜まり難いんですよね。
インペラ交換しときましょ
サイドからパチリ
新品装着
新品と比べるとやはり古いヤツがゴムが硬くなってます。
オイル漏れチェック
OK!
アノードのメンテナンス
外してメンテナンスをすることで固着を防ぐメリットもあります。
ギヤオイル白濁無し
アイドリング少し下げました。
規定は1900回転です。
ヘッドの温度もOK
絶好調です!
ご利用ありがとうございました。