ゴムボくらぶです
山口県山陽小野田市のNさんからトーハツ2馬力のメンテナンス依頼をいただきました。
ありがとうございます。
シフトレバーが固着してしまったとのことです。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)
型式:3BV(MFS2B)
製造年月:平成27年10月
トーハツ2馬力・シフトレバーは固着してしまう前に修理しましょう【山口県山陽小野田市・Nさん】
トーハツ2馬力に多いシフトレバ―の固着修理。
レバーだけが空回りしてしまっている状態です。
固くなったシフトレバーを無理やり回しても良いことはありません。
軸とレバーが分離してしまうと修理もやり辛くなりますので、固着の前兆があったら早めに修理に出すのが得策です。
ん?
キャブレターのガスケットを間違って組んでますね。
過去にキャブレターの清掃で取り外したのでしょう。
アイドリングの調整ネジをかなり締めこんでいるなと思いましたが、アイドリングを下げると止まるんだ思います。
組付け時には正常な状態にしておきます。
エンジン下ろしていきます。
水路の塩、少な目です。
シフトレバ―はガッチガチに固着しております。
さぁどうやって外そうかな!?
シフトレバーの取り外し完了。
この仕事を始めた当初は固着したシフトレバーを外すのにだいぶ苦労してましたが、100戦錬磨で引き出しも増えました。
この船外機が販売されていた当時のシフトレバーはOリングが2つ入っておりましたので、グリスニップルから注油しても抜ける場所が無い為入らないといった現象が起こってました。
取り付けるシフトレバーははOリングが一つタイプにに改良されてますので抜ける場所が出来てます。
エンジンを下ろした時に出来ることを全てやっておきます。
スイベルの調整ノブが固着してましたので解除しておきました。
多いですね。
錆びてるボルトは頭が腐食する前に交換します。
サーモスタットのチェック
開閉良好でした。
キャブレターを開けると入ったままのガソリンが劣化してました。
使用後はチャンバーのドレンを開けて抜いておいた方が無駄なトラブルを避けれます。
たまにしか使わない場合は特にですね。
清掃完了
ギヤオイル白濁無しでOK
インペラがかなりヤバい状態でした。
トラブル寸前状態
インペラボルトの状態
ねじ山の整地をしっかりやってから組みます。
インペラは2年に1度交換しておけばまず安心デス♪
アノードのボルトも固着してましたので解除しておきます。
OK
アイドリングも下がって快調デス
ご利用ありがとうございました。
トーハツ2馬力・シフトレバーが固いですね~【福岡県遠賀郡・Tさん】