こんにちは、ゴムボくらぶ(@gomubo_club)です
山口県下関市・Mさんよりホンダ2馬力の修理依頼を頂きました。
製造年月:2017年5月
型式:BAAC(BF2DH)
では、見ていきましょう
キャブレターの清掃
こういった症状の場合、一番可能性が高いのはキャブレターの汚れ・詰まりなどですので、まずはキャブレターを清掃します。
強力キャブクリーナーヤマルーブで清掃します。
ノズルを奥に差し込み勢いよく噴射します。
以前チャンバードレンを緩めた際にドレンボルトをナメってしまったそうなので、今回チャンバーセットで交換してドレンをステンレスにすることにしました。
燃料フィルターをチェックしてみます。
少し汚れが溜まっていましたので清掃しておきます。
燃料タンクのガソリンを抜いてみました。
するとタンク内に水分がだいぶ溜まっています。
Mさん自身でチャンバードレンのガソリンを抜いてみたそうなんですが、燃料タンク内にこれだけ水分が溜まっているとチャンバーからでは全部は抜けません。
燃料タンク内部も綺麗に清掃します。
抜いたガソリンの底部分です。
こうすると見えやすいですね。
水分と共に汚れもけっこう溜まっています。
これではエンジンも止まってしまいますね。
何故水分が溜まる?
燃料タンク内に水分が溜まる理由として、携行缶内部の結露や雨天時の釣行による空気中の水分・雨天時の給油などがあります。
試運転
【冷間始動】チョークを引いてアクセルはSTART位置にて1~2回始動
【温間始動】アクセルはアイドリング位置にて1回始動
【吹け上がり】良好
スロー調整・アイドリング調整
オイル漏れに関してはブローバイホースからのものでしたので問題ありませんでした。
交換した部品
写真に撮り忘れましたが、錆び易いネジ類のステンレス化も同時に実地しました。
ご利用ありがとうございました。