アクセスカウンター
  • 1660243総アクセス数:
  • 843今日のアクセス数:
  • 1221昨日のアクセス数:
  • 5現在オンライン中の人数:
カテゴリー
船外機メンテナンスの依頼はコチラから
トーハツ20馬力(4st)

トーハツ20馬力・ロアケースが外れなくて悪戦苦闘!【福岡県朝倉市・Sさん】

ゴムボくらぶです

 

福岡県朝倉市のSさんからトーハツ20馬力のメンテナンス依頼を頂きました。

Twitterで楽しく絡んで頂いているHN:羅臼さんの船外機になります。

ありがとうございます。

 

 

おまかせ

 

 

型式:3BJ(MFS20)

製造年月 平成24年6月

 

トーハツ20馬力・ロアケースが外れなくて悪戦苦闘!【福岡県朝倉市・Sさん】

ロアケースのスタットボルトが1本折れてます。

これは入庫前、事前にご相談頂いておりましたが、

まぁ何とかなるしょ~ってことでご入庫いただきました。

 

このクラスの船外機になるとボルト止めではなく、スタットボルトにナット止めが多いです。

取り付け時に位置決めし易いようにかな??

 

折れたスタットボルトの周りは強烈に塩で埋まっております。

一筋縄ではいなかそう。。。

 

他の3箇所を外してもガチガチに固着しており全く外れません。

あらゆる方法を試すも全く動かない。

コイツは強烈です!

絶対外したる~

 

ここまでガチガチに固着しているとなると上が原因なのだろうか??

エンジンを下ろします。

 

 

 

ロアケースようやく外れました。

実際はドライブシャフトが固着していたという訳ではなかったんですが、エンジンを外すことでドライブシャフトの動きがフリーになり何とか外れたといった感じです。

固着の要因はスタットボルト部分でした。

今回のは過去一の強烈な固着でしたがクリア。

 

付いていたインペラ

羽根が切れており他の部分もひび割れしてました。

 

ギヤオイルに白濁はありませんでしたが、オイルシール交換しておくことにします。

 

プロペラシャフト側のオイルシール

こちらの方が状態良くないですね。

 

一部アルミが腐食していますが使用において問題無い部分なのでこのまま使います。

 

オケィ!

 

うん、メンテナンスをすると気持ちが良い

作業工程上、塗装が剥がれましたので後で塗装して仕上げます。

 

スタットボルト摘出

コイツを外すのも一苦労でした。

一番下の短いのが折れてたヤツです。

 

ネジ山清掃してからの~

 

スタットボルト復活!

スタットボルトは全部交換を予定しておりましたが注文して直ぐ入荷するのは3本しかなくあと1本は1月下旬になるとのことでしたので、1本は一番状態が良いのをケアしてから再利用することにしました。

 

さてさて、お次はエンジンのメンテナンスをしていきます。

こちらタイミングベルトです。

過去交換しているのか?いないのか?分からないので今回交換しておきます。

これ切れたら再起不能ですから。。。

交換前のベルトは遊びが多く伸びてました。

 

これで安心デス。

 

サーモスタット開きっぱなしでアウトです。

交換

 

こちらエンジンアノード

 

エンジン載ってる状態だと古いガスケット剥がしが

かなりやり難いとこについてます。

 

キャブレターの清掃。

 

結構汚れてます。

 

ジェット類も綺麗になりました。

 

ウィーターパイプですが、グロメットから漏れてるかな?

と感じましたので。。。

 

交換しました。

パイプも綺麗に綺麗に。

 

トリムタブの固定ボルトは塩嚙み大。

清掃して組付け。

普通に外すとポッキン逝きます。。。

 

せっかくのカッコイイシフト部分ですが、この色褪せは非常に残念ですね。

 

塗装してリフレッシュしておきました。

 

その他モロモロ、気になるところは全てやって終了としました。

 

トーハツ純正カラーで塗装して綺麗

 

交換した部品

 

ご利用ありがとうございました。

ゴムボくらぶが使ってる船外機メンテナンスの必須アイテムのご紹介!

 

●おすすめの耐水グリース

一般的な耐水グリースより粘度が高く持ちが良いです。

 

●80g用のグリースガン

エンジン下の首周りなど、グリースニップルからの注油に使用します。

ジャバラの状態で入れて使えるので綺麗に使えて便利です。

上記の80gグリースで使えるのでグリースガンとセットで持っておくと便利です。

 

●液体ガスケット

自己メンテナンスをする人には必須アイテムである液体ガスケット。

乾くのに1日程度掛かりますが硬化後の密着力が強く1215がお勧めです。

オイルシールの外周塗布にも使えます。

 

●シリコングリース

ゴム製品には攻撃性が低いシリコングリースを使うのが基本です。

オイルシールの内側やOリングなどゴム製品に塗布して使います。

 

●言わずと知れたマリンスプレーの定番です!

CRE 6-66

釣行後は錆び易い箇所にシュッっと

 

●キャブレタークリーナー

キャブクリーナーは安物が洗浄能力が低くてダメです!

私が使ってみておすすめするのはYAMAHAのヤマルーブです。

洗浄効果は勿論高く、汚れで変色したジェット類など浸け置きしておくだけで綺麗な金色に戻ります。

 

●パーツクリーナー

キャブクリーナーで洗浄したあとはパーツクリーナーでキャブクリーナーを洗い流してください。

キャブクリーナーで洗浄したのみだとべたつきますので。

 

●ピンポンチ

抜けにくいシャーピンを外す時にピンポンチがあると作業がスムーズにいきます。

釣行時の携行アイテムとして小型ハンマーとピンポンチがあれば便利ですよ!

 

●小型ハンマー

小型のハンマーですがヘッドの重さがそこそこあるので打撃力も強くコンパクトでなかなか良いですよ。

 

●ギヤオイルの交換におすすめなドライバー。

軸が四角形なのがポイント!

スパナをかけて緩めたり締めたりできます。

スパナをかけると固かったネジが嘘のように回ります。

 

●ギヤオイル交換アイテム

1Lのペットボトルに取り付けて使用します。

ホースの先端に付属のアダプター(M8×1.25)を取り付けることで、ホンダ・トーハツ・マーキュリー・スズキなど、ほぼ全メーカーのドレンボルトに適合します。

チューブタイプと比べるとドレンを閉める時に落ち着いて作業ができるのでおすすめです!

 

 

今後もおすすめアイテムがあれば追記していきます!

【あなたにおすすめの記事】