ゴムボくらぶです
愛知県名古屋市のSさんからトーハツ2馬力のメンテナンス依頼をいただきました。
ありがとうございます。
沖上がり後のアイドリング中にエンジンが止まってしまうことがあるとのことです。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)

型式:3BV(MFS2B)
製造年月:令和1年8月
トーハツ2馬力・ロープが固くなった時はお早目に!【愛知県名古屋市・Sさん】

トーハツ2馬力は入庫時にまずチェックするのは、シフトレバーの動きとロープの引きの固さです。
シフトレバーは大丈夫でしたがロープが固くて引けません。
過去何度か固かったことがあったものの、何とか引っ張ってエンジンを掛けて使っていたとのことでした。
当然、今回この修理もするわけですが同時にシフトレバーのオーバーホールも行う機会となります。

悪い箇所がないかチェックチェック

固着しがちなボルトです。
しっかりケアしてから組み上げます。

結構塩が溜まってるので後で綺麗にしましょう。

シフトレバー外しました。
固着してないのですんなり抜けます。
シフトレバーにしろロープにしろ不具合の有無に関わらず、2~3年に1度オーバーホールを行うのが最も理想です。

動きが固くなってはなたっかものの、内側のOリングは切れてました。

こちらもOK
水路の塩も綺麗になりました。

ドライブシャフト大丈夫かな?と思ってましたがダメでした。
一部溶着状態になってます。
その上の部分もガザガザに削れてます。

ハウジング側も綺麗になりました。

ギヤオイルが白濁してます

ロアケースのオーバーホールをします。

インペラも新しくなって安心安心♪

新しいドライブシャフトにはしっかりグリスを塗って組付けます。

サーモスタットチェック

ケース内部は塩が結構溜まってます。

動作OK

ケース内部綺麗になりました。

キャブレターのチェック&清掃。
定期的に清掃しないとオーバーフローし易いです。
燃料フィルターは綺麗でした。

アイドリングを合わせてOKです。
ご利用ありがとうございました。
トーハツ2馬力・エンジンに塩が付着する原因は一体!?【岡山県・Nさん】