ゴムボくらぶです
山口県下関市のUさんからホンダ2馬力のメンテナンス依頼を頂きました。
ありがとうございます。
海上で停止してしまったらしく1時間ぐらい漕いで帰港したとのことです。
型式:BZBF(BF2D6)
製造年月 19年3月
ホンダ2馬力が海上停止・手漕ぎで帰港することに【山口県下関市・Uさん】
海で使う船外機は大事に扱っていても定期的な予備整備が必要となり、予備整備をすることで海上トラブルを限りなく0に近付けることができます。
予備整備の頻度は使用頻度や使用環境によって変わってきますが、相当数のホンダ2馬力を見てきた私の印象では年間10回以上使う方なら年に1回ペースで定期メンテナンスをするのが安心だと思います。
以前にメンテナンスをさせて頂いているUさんのホンダ2馬力ですが、その時にロアケースの固定ボルトが固着しておりました。
初回入庫でパーツ交換も多く費用が嵩んだため白濁が見られなかったギヤケースのオーバーホールは次回に見送っておりました。
年製的に見ても、一度オーバーホールをしておいた方が良くUさんからもご希望がありましたので今回は固着ボルトを外してオーバーホールをします。
当たり前ですが、以前と変わらず固着しております。
このボルトが折れたらなかなかやっかいです。
折れたシャーピン達がこんな所にキッチリと挟まっていますw
固着ボルトを外しました。
ネジ山が綺麗ではないので整えておきます。
プロペラシャフト側のオイルシール
正式にはウォーターシールという名称です。
車屋勤めが31年と長かったのでオイルシールという呼び方の方がしっくりきますw
ドライブシャフト側のオイルシール
いびつになている所には塩が多く蓄積しています。
オイルシールの交換完了。
マフラーに塩が付着し易い個体と付着し難い個体があるのですが、これは使用環境の違いによるものだと思います。
使用頻度も関係ありますが、一人乗りか?二人乗りか?
海面から船外機は近いか遠いか?
巡行時のボートの姿勢はどうか?
などです。
ドレンが固着しておりましたが、チャンバー自体は錆びてないので気合でドレンだけを外しました。
オッケーデス♪
その他の作業も行いバッチリ絶好調になりました。
ご利用ありがとうごございました。