ゴムボくらぶです。
熊本県熊本市のSさんからシープロ9.8馬力のメンテナンスのご依頼をいただきました。
ありがとうございます。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)
 
型式:3K9
製造年月:令和2年7月
シープロ9.8馬力・メタルガスケット組みのヘッドボルトはどんな状態?【熊本県熊本市・Sさん】
 
令和2年製のシープロ9.8馬力です。
 
この年製はメタルガスケットが入ってます。
ヘッドは開けたことないとのことなので今回ヘッドを開けてサーモスタットの状態と水路の状態を見てみます。
エンジンを下ろす必要があるかどうかは状態を見て判断します。
 
ヘッドボルトの固着無く全部緩みました。
内部の状態を考察します。
 
ヘッドカバー側
 
シリンダーブロック側
メタルガスケットは金属部分とゴム質の部分で構成されており、基本的にヘッドカバーを開けるとガスケットは交換となります。
 
ヘッドボルト
錆びもほぼ無く良好な状態です。
ただ、一部のボルトにオイルが付着しているのが気になります。
 
ガスケットにもオイルが付着しているのが分かります。
 
こちらも。
これは混合油の油分ですね。
ガスケットが抜けてる状態です。
全体的にヘッドボルトの締まりが緩いなとは思いましたが、まぁ数年に一度ペースでサーモスタットの点検も兼ねてガスケット交換をした方が無難かもしれません。
 
水路は使用期間を考えるとだいぶ綺麗です。
一番塩があるとこでこのぐらい。
油分は水路にも入っていたでしょうから、その影響もあって綺麗なのかもしれません。
良い事ではないですよ。
 
サーモスタット、ゴム部分が変形して切れてるので交換します。
改良されたサーモスタットになります。
 
組付けます。
 
キャブレターの清掃。
 
上蓋のネジが固着気味でした。
 
インペラ交換
 
インペラボルトが塩噛みでやや固着気味でしたので、ねじ山清掃しておきました。
 
ギヤオイル白濁な無し。
 
 
ロープを交換する時はこの辺りの状態もチェック&清掃します。
状態によってはロープを交換しても直ぐに毛羽立つことがあるからです。
 
交換。
 
ベスポジに調整完了♪
ご利用ありがとうございました。


 
						
						
						
																	 
						
						
						
																	 
						
						
						
																	 
						
						
						
																	 
						
						
						
																	 
						
						
						
																	
 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	