こんにちは、ゴムボくらぶ(@gomubo_club)です
トーハツ2馬力を外部タンク化した場合に、長時間のアイドリング状態だとエンストするといったケースがあります。
こういった場合は燃料ホースの取り回しを変更することで改善されます。
トーハツ2馬力を外部タンク化してアイドリングで止まってしまう時の改善方法
スクイズポンプ、弁の構造
外部タンク化をするとこういった手動式のポンプをシュコシュコと揉んでスタート時に燃料を送り込みますよね。
スクイズポンプと呼ばれていることが多いですが、プライマリーポンプと呼ばれていたりもします。
このスクイズポンプは両端にBB弾ぐらいの大きさのボールが入っており、ポンプを握ったり離したりする動きに合わせて、ボールがスライドしガソリンを流したり蓋をしたりして弁の役目をしています。
ポンプを握って離した時にガソリンが逆流しないように下側のボールが下がって蓋をするという仕組みです。
意外と知らない人が多いかもしれませんが、スクイズポンプの正しい使い方は矢印方向を上向きにして立てて使います。
こういった構造ですので横向きにして握ると弁がきっちり機能せず、いつまでたってもポンプが硬くならないといったことが起こります。
トーハツ2馬力の外部タンク化で長時間のアイドリングだとエンストする原因は?
排気量が大きい6馬力や8馬力の船外機だと負圧が強いので、始動してしまえばあとはどんな状況でもガソリンが供給されます。
しかし、トーハツ2馬力の場合はエンジン始動後でも長時間アクセル操作をしないと負圧の弱さから燃料供給されずにエンストすることがあります。
こういった場合には、スクイズポンプの矢印が上になるようにホースを配置すると弁が正常に機能しアイドリングでもガソリンを送り込むことができます。
走っている時は問題無いが、長時間のアイドリングでは燃料供給されずにエンジンが止まってしまうという方はスクイズポンプの状態を確認してみましょう。
改善策
スクイズポンプの矢印が上を向くようににホースの取り回しを工夫する。
船外機からスクイズポンプまでの距離を短くして自然と矢印が上を向くようにする。
外部タンク化して長時間のアイドリングではエンストするという方は是非試してみて下さい。