ゴムボくらぶです
福岡県福津市のMさんからホンダ2馬力のメンテナンス依頼をいただきました。
ありがとうございます。
定期的にメンテナンスに出していただいているMさんのホンダ2馬力ですが、最近走行中に回転数が上がることがあるとのことです。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)
型式:BAAC(BF2DH)
製造年月:2020年07月
ホンダ2馬力・走行中に回転数が上がる原因は?【福岡県福津市・Mさん】
さて、走行中に突然回転数が上がってしまうことがあるとのことですが原因は一体何でしょうか?
特に長時間走った時にとか。。。
ズバリ、これはオイル漏れが原因です。
このオイルシールはゴム質がちょっと柔らか過ぎると思う部分がありますが、純正部品なので仕方ないです。
それ故に無理をした使い方をするとオイルシールが痛んでしまい漏れ易いです。
オイル漏れでクラッチシューが滑ることにより突然高回転になります。
「自分でやってみよう」って感じの人はしない方が良いです。
開けた瞬間にいろいろバラバラになりますからね。
漏れていたオイルシール
実は約2年前にも交換しています。
冷却能力は当然気温に左右されますし高回転での長時間航行はエンジンの温度が上がり過ぎてしまい負担が掛かります(1時間掛かる沖のポイントに行く場合なんかは30分に1度ぐらい休ませた方が安心です)
熱ダレについて少し触れると「熱ダレ」という言い方をすると緩いですが、ようはオーバーヒートなのでピストンやシリンダーに傷が入り致命的なダメージを与えます。
冷却方式の特性を考え臨機応変に対応することがエンジンの寿命を延ばします。
シャーピンが曲がってました。
交換しておきましょう。
ロープの状態が気になりましたので交換しておきました。
僅か数百円で安全が買えます。
マフラーも結構塩が溜まってたので清掃しておきました。
その他諸々のメンテナンスを行い良好な状態となりました。
連休前に間に合って良かった。
ご利用ありがとうございました。
ホンダ2馬力・走行中に突然ニュートラルになったように回転数が上がる!【熊本県熊本市・Mさん】