ゴムボくらぶです
岡山県倉敷市のNさんからホンダ2馬力のメンテナンスのご依頼をいただきました。
ありがとうございます。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)
型式:BAAC(BF2DH)
製造年月:2022年11月
ホンダ2馬力・高年式ですがエンジンの掛かりが悪いとのこと【岡山県倉敷市・Nさん】
エンジンを発送する際には輸送の規定上、エンジンオイルとガソリンを抜かないといけません。密封されているギヤオイルは入ったままでOK。
発送前ににメールでお伝えしていたのですが、エンジンオイルを抜かずに発送されてて見事にオイルが漏れてました。
実際オイルが入ったまま既定の向きに寝かしてもオイルはほぼ漏れないと思います。
では、何故オイルを抜かないといけないのかと言うと運送会社は箱を寝かせたまま運ぶとは限らなく、むしろ効率良く荷物を積めるように状況によっては立てて運ぶ可能性があるのです。
カウルの中もオイルまみれになってます。
船外機のことなど知らないドライバーさんは安定性を良くするために重い頭を下にして立てる可能性が高いです。
オイルが入ったまま頭が下、どうなるか予想つきますよね。
ビニール袋でくるんでてもダンボールの外までこのように漏れてしまいます。
他の荷物を汚してしまった場合は送り主さんに損害賠償が発生します。
たまたま当店への配送が複数ありましたので、下にあった当店宛の箱がオイルで汚れてました。
必ずエンジンオイルを抜いて発送していただくよう宜しくお願いします。
漏れたオイルを清掃してバラしていきます。
たまにエンジンが掛かるらしい。
不調の原因となる箇所が無いかをチェックします。
輸送中に逆さにしたことで吸排気ポートからオイルが漏れています。
プラグが真っ黒になってますねぇ。
キャブレタ―の中も漏れたオイルで大変な状態になってました。
清掃中
まずはここを完璧にしとかないと。
マフラーは綺麗な状態でした。
オイルシール良好デス。
ギヤオイル白濁無しでした。
グリスアップしながら組んでますよ。
一発始動でございます。
【始動について】
●ガソリンの量は燃料タンク半分は入れてください。残量2~3割だとキャブレターにガソリンが流れず掛かりません。
●スロットルを始動位置に合わせる(スロットル半分ぐらい開けた位置、スロットル開度のシール確認)スロットル開度0だと掛かりません。
●エンジンが冷えている時はチョークを引き、再始動はチョークは使いません。
●エンジンオイルは規定量で(200ml程度)
上記の項目がが確実ならばスムーズに始動できます。
では、ご利用ありがとうございました。
ホンダ2馬力・ステンレス化でリフレッシュ【富山県高岡市・Fさん】

