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トーハツ/マーキュリー8馬力/9.8馬力(2st)

シープロ9.8馬力・ヘッドボルトの固着はしてなかったものの【北海道札幌市・Nさん】

ゴムボくらぶです。

 

北海道札幌市のNさんからシープロ9.8馬力のメンテナンスのご依頼をいただきました。

ありがとうございます。

 

*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)

 

おまかせ・オーバーホール・ステンレス化

 

型式:3K9

製造年月 平成18年11月

 

シープロ9.8馬力・ヘッドボルトの固着はしてなかったものの【北海道札幌市・Nさん】

念願のシープロ9.8を手に入れられたとのことで遠く北海道からご依頼いただきました。

事前情報では前オーナーさんが火花を強くするために社外のCDIに交換しているらしい。純正のCDIももらっているので使えるなら純正のCDIに戻して欲しいとのことです。

一体どんなCDIが付いているのだろうと思ってましたが中華コピー品のCDIでした。

シープロの純正CDIは凄く耐久性が高くトーハツ製の同機種も含めて未だかつて壊れたのを見た事がありません。

こういった中華CDIに交換すると耐久性を下げるだけでマイナス要素しかありません。

中華CDIを付けて火花が強くなることは無く強くなったところで無意味ですし、こういったイジりはトータルバランスですよ。

 

配線が少し改造されていますので元に戻して純正のCDIに交換します。

 

ヘッドは過去に開けているようで固着はありません。

 

最も重要な部分はエンジン下部の塩害状況ですが塩害無く良好な状態です。

 

アンダーケース内部、汚れてますので綺麗にしてから組みましょう。

 

シリンダーの水路もそこそこ綺麗ですね。

サーモスタットは現行品が付いているので結構最近交換しているようです。

状態を考察するとヘッドを開けた時に3本折っており、ねじ山を修正している形跡があります。

真ん中と左下角とその上です。

 

左下角は状態がよろしくないですね。

 

左下角ねじ山の拡大画像

殆どねじ山がダメになっており奥の方2割程度しか掛かりません。

これは状態が悪い。

ヘリサート加工をしましょう。

オークションやメルカリで「サーモスタットの交換歴はありますか?」と質問しているのを良く見かけますがヘッドボルトの固着は無くとも必ずしも良い状態とは限りません。

 

他の箇所もねじ山が綺麗ではないので全部タップを立て直します。

 

サーモスタット動作OK。

状態が良いので使います。

 

いい感じになりました。

 

ヘリサート加工完了。

これでしっかりねじ山が掛かります。

 

 

ヘッドボルト

左側:付いていた全ネジボルト。

右側:組付ける純正形状の半ネジボルト。

ここに強度が低い全ネジは使わない方が良いです。

ヘッドボルトに圧が掛かりますので半ネジボルトが使われています。

半ネジなら何でも良い訳ではなく根元の方が細い半ネジボルトはダメです。

ハイテンションボルトという根元の方が太いタイプのボルトでないといけません。

 

下部の水路も綺麗になりました。

 

アンダーケース内部も綺麗になりました。

 

ティラーハンドルの固定ボルトが折れてますので交換します。

グリップも傷が多いので一緒に交換します。

 

アクセルワイヤーは一部外皮が削れてますがこれは補修して使いましょう。

 

キャブレターの清掃。

過去に交換しているのかな?

新しいです。

 

水栓プラグを取り付ける箇所のボルトが蝶ネジに変更されています。

便利かもしれませんが抵抗大なのでこれはしない方が良いです。

Nさんの了承を得て正規のボルトに戻します。

 

ギヤオイル白濁無しでした。

 

インペラ交換。

この年製はカムロッドブッシングのオーリングシングルタイプなので、現行のダブルタイプに変更します。

 

OKです。

 

スターターロープ交換。

 

バッチリ良好な状態になりました。

長く使ってってくださいね!

 

ご利用ありがとうございました。

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