ゴムボくらぶです
福岡県北九州市のKさんからスズキ2馬力のメンテナンス依頼をいただきました。
ありがとうございます。
先日の釣行で検水の出が悪かったそうです。
出口を掃除したら直ったらしいのですが、他の部分も含めて心配なのでということでお持ち頂きました。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)
型式:DF2
製造年月:27年03月
スズキ2馬力・定期的な水路清掃は必須です【福岡県北九州市・Kさん】
DF2は真水通しをしていても塩が蓄積し易いので定期的に塩清掃をしたほうが良いです。
ただ、本格的な清掃となるとエンジンを全バラしないといけなく費用もそれなりに掛かります。
なので、温度が正常なうちはエンジン本体は未分解でできる限りの清掃を行います。
サーモスタットケース内部をチェックすると塩が水路をふさいでエンジンアノードが凄い状態になってました。
どこまでがアノードか分からなくなってしまってますが、本来アノードと壁面の間に隙間があり水路もあります。
彫刻刀で掘るように崩していくと取り付け部分が出ました。
アノード取り付けのねじ山も塩噛みしてますのでねじ山整地作業
サーモスタット動作OK!
ようやくまともな状態になりました。
インペラも交換しておきます。
簡単に抜けるはずのプロペラがなかなか抜けず。。。
グリスっ気0
ペラ軸はグリスで潤いを持たせておく必要があります。
ギヤオイル白濁なし
キャブレターの清掃
結構汚れてます。
DF2はメインジェットをナメ易いので慎重にいきます。
なかなか抜けなかったノズルを抜いてみると汚れがベットリ付着してました。
こいつは不調に直結します。
その他の箇所は良好な状態でした。
試運転も良好でOKです!
そうそう、カバーを止めるゴムがひび割れてましたので交換しておきました。
これDF2多いです。
ではでは、ご依頼ありがとうございました。
スズキ2馬力のメンテナンス・水路はやっぱり塩が溜まります【千葉県千葉市・Kさん】