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ホンダ2馬力/BF2・エンジン停止・少しおくとエンジンが掛かる原因は?

こんにちは、D2(@gomubo_club)です

 

ここ最近、立て続けにホンダ2馬力(BF2)でエンジンが突然停止したというトラブル相談を2台受けました。

 

このトラブルについての原因を考察してみます。

 

ホンダ2馬力・エンジン停止の原因で考えられること

 

今まで調子良く走っていたエンジンが突然エンジン停止する。

そして、「直後はエンジンが掛からずに少し時間を置いたらエンジンが掛かりその後は普通に走れた」

相談を受けたお一人の方はアクセル全開で走っていたら突然止まったとのこと。

このエンジンは数ヶ月前に私がフルでメンテナンスをしており、当然キャブや燃料フィルターの清掃をしていますので、詰まりは考えにくい。

 

時間を置いて掛けたらその後は普通に走れてあますから、症状的にもキャブや燃料フィルターの詰まりは当て嵌まりません。

 

燃料タンクのエアー抜きの不具合というのもなくはないですが症状が合致しなく、また2台のホンダ2馬力船外機が全く同じ症状が出たという事で原因は違うところにあるように思えます。

 

ホンダ2馬力・熱ダレ

 

キャブや燃料フィルターには問題が無いというのが前提として、またペラに流れ藻や異物が引っ掛かって停止したとかで無ければ、この状況から考えられるのは熱ダレ。

 

 

熱ダレとはオーバーヒートの一種で、エンジンの温度が上がり過ぎることによって起こる現象です。

熱ダレの特徴としては、パワーダウンであったり、キャブ内のガソリンが熱くなり、パーコレーションを起こしてエンジン停止も起こります。

そしてこういったケースの場合、暫くエンジンを停止して冷やせばまた普通にエンジンが掛かります。

熱ダレはバイクでも起こりますが、特に小排気量の空冷式エンジンで起こり易い現象です。

 

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ホンダ2馬力・熱ダレが起こり易い状況

 

外気温が高いシーズンに、エンジンに負担が掛かる状況や、風が当たりにくい状況などが熱ダレが起こり易いです。

 

具体的には以外のような状況

【外気温が高いシーズンでの話となります】

●長時間のアクセル全開走行

●長時間のトロトロ運転

●船体の総重量が重い

●バウアップ状態で水の抵抗が大きく掛かっている。

●パワーアッププレートをつけている

 

熱ダレの原因は複数ありますので、アクセルワークやボートの状況によっても変わってきます。

熱ダレをするという方は上記の内容に該当しないかを見直してみて下さい。

 

ホンダ2馬力・オーバーヒートに気をつけよう

 

ホンダ2馬力はご存じの通り風によってエンジンを冷やす空冷式ですので外気温の上昇は冷却能力を下げます。

 

オーバーヒートは酷い場合だと油膜が切れて、ピストンやシリンダーに傷が入り大きなダメージを与えてしまいます。

また、エンジン温度上昇に伴い、ピストンが膨張し過ぎて抱きつきをお越し、エンジンがロックする場合も起こりえます。

長時間のトロトロ運転というのは、冷却の要となる風が当たらない状態でエンジンの熱だけが上がりますので、エンジンにとっては過酷な状況なのです。

パワーアッププレートを取り付けると、エンジン内に取り込む混合気の量が多くなり回転数も上がるようになるため、エンジンの温度がより上がります。

真夏の気温の中で全開走行の時間が長いと空冷式エンジンにとってはかなり過酷な状態ですので、状況によってはエンジン停止の休憩を挟んだりシーズンに合わせたアクセルワークが良いと思います。

 

ホンダ2馬力・熱ダレ対策

 

まだ、5月ではありますが気温が高くなる日も多くなりました。

エンジン温度を下げる効果があるアドバイスを2つ致します。

 

●ハイオクを使用する

ハイオクはレギュラーと比べると着火点が高いという性質があり異常燃焼を軽減し、シリンダー内の温度をを下げる効果がありますので夏場はハイオクを使うというのも一つの方法です。

 

●エンジンオイルは○W-30ではなく○W-40を使う。

エンジンオイルは粘度が高いほど冷却効果が高いという性質があります。

エンジンオイルには5W-30や10W-40等、粘度の表記があります。

最初にくる5Wや10Wの最初の数字は最低気温の適応範囲を示しており、数字が低いほど低温環境に対応しています。

そして、あとの30や40という数字は粘度を示しており、数字が高いほど粘度が高いです。

 

日本国内の夏の気温であれば最低気温の数字はさほど気にすることありません。

5W-40もしくは10W-40を使うと冷却効果があります。

 

それでも止まるという場合はバルブクリアランスの確認&調整をしてみましょう。

 

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