アクセスカウンター
  • 2196984総アクセス数:
  • 338今日のアクセス数:
  • 650昨日のアクセス数:
  • 1現在オンライン中の人数:
LINEで気軽にお問い合わせができます!
友だち追加
船外機メンテナンスのご依頼について
カテゴリー
船外機メンテナンス

釣行後の船外機の塩抜きや保管方法について。

こんにちは、D2(@gomubo_club)です

 

釣りで船外機を使い終わったあとは、正しい方法で保管していますか?

ミニボート釣りをはじめて、船外機使用後の塩抜きのやり方や保管の方法がいまいち分からないという方への記事です。

正しい方法で保管することで長期間、船外機が良好な状態で維持できます。

ミニボート初心者の方は是非、参考にしてみてください。

釣行後の船外機の保管方法

 

船外機全体を真水で洗う

海で使用すると、ありとあらゆる所が塩まみれになっていますので全体をくまなく真水で洗い流します。

エアーベントを締めてから、シャワーを全体に掛け塩を洗い流します。

ブラケット周辺は特に錆びやすいので念入りに洗います。

【参考記事】
ゴムボートの洗浄におすすめなポータブル洗浄機

 

広告

真水で塩抜きをする(水冷式)

当たり前過ぎることではありますが、水路の塩害を防ぐために真水でバケツ運転をして塩抜きをします。

サーモスタットが開く温度は50℃前後ですので、しかっりと内部を洗浄するには20分以~回してやるのが理想です。

サーモスタットが開いたかどうかはバケツ内の水がお湯にならない程度で検水を手で触ってぬるいと感じるぐらいがおおよその目安です。

少し回転数を上げてエンジン内部の水温を強制的に上げてやることも有効ですが、サーモスタットが開いたかどうかの判断は経験が必要となります。

エンジン掛けっぱなしでの放置はオーバーヒートになる危険があるので絶対に放置はしないでください。定期的に水温をチェックする必要があります。

 

船外機内部の塩害防止には「塩害腐食防止剤ソルトアウェイ」を使用することをおすすめします。

サーモスタットを開かせてソルトアウェイで洗浄すればエンジン内部に塩害を受けることも無くいつまでもクリーンに保たせることができます!

【参考記事】
塩害腐食防止剤・SALT-AWAY(ソルトアウェイ)をミニボートに活用する!

 

インペラの高さ以上の水位にする

写真はトーハツ2馬力

インペラの位置よりも高い水位にして塩抜きをしないとインペラが焼付く可能性があります。

水色のラインがインペラの高さとなりますので、最低でも黄色ラインぐらいの水位にします。

水位がキャビテーションプレートの高さではインペラまで到達していませんのでご注意を。

 

燃料コックOFFでガス欠させる

塩抜きの中盤で燃料コックをOFFにします。

キャブレター内のガソリンがほぼ無くなれば勝手にガス欠しますので、これで塩抜きを完了にします。

 

ガス欠させる理由

①キャブレターにガソリンが満タン入ったままだとフロートバルブに負担がかかる。

フロートバルブが常に蓋をしている状態になるため、型がついてしまい消耗を早めてしまいます。

 

②ガソリン劣化によるキャブレター内部の詰まりを防ぐため。

これは長期間船外機を使わない場合に影響してくることではあるのですが、普段からガソリンを空にしておくことで、こういった詰まりも防げます。

 

③キャブレター内にガソリンが入ったままだと車内がガソリン臭くなる。

メインノズルからガソリンの臭いが上がります。

キャブレター内のガソリンは入れたままにしておいても、利点は一つもありませんので、使用後はガス欠させるようにしましょう。

 

広告

チャンバードレンからガソリンを抜く

使用回数が増えるにつれて、キャブレター内には水分が溜まることがあります。

チャンバードレンから全てを排出することで水分もガソリンと一緒に排出されますので、釣行3〜4回に1度ペースでチャンバードレンから抜いてやればOKです。

また、シーズンオフとなり暫く船外機は使わないという時は必ずチャンバードレンからガソリンを全てを抜きます。

ガソリンを入れたままにしていると、保管期間によっては内部のガソリンが劣化してトラブルの原因になるからです。

 

ガソリンの抜き方

*燃料コックはOFFにしてガソリンを抜きます。

トーハツ2馬力(MFS2A/B)のチャンバードレンはここ↑

 

スズキ2馬力(DF2)のチャンバードレンはここ↑

 

ホンダ2馬力(BF2)のチャンバードレンはここ↑

 

マイナスドライバーで左回りに回すとガソリンが出ます。

 

こんな感じでガソリンがでてきますのでガソリンを受ける容器を準備する必要があります。

 

燃料タンクに残ったガソリンを抜く

燃料タンクに残ったガソリンは灯油ポンプ等を使って、携行缶に戻します。

キッチリ綺麗に抜けなくても抜けるだけ抜いていればOK。

 

燃料タンクにガソリンをたくさん入れたままエアーベントを締めて保管しているという方はやめた方が良いです。

船外機のプラスチック燃料タンクはガソリン保管用としては使えません。

 

ガソリンは密閉すると膨張しますのでプラスチック製のタンクでは内圧に耐えきれなくなり最終的には弱い部分が割れます。

ガソリンの量が多いほど、また外気温が高い時ほど膨張しますのでそのリスクは上がります。

 

*ガソリンが抜けない状況であれば自宅に持ち帰ってから少しエアーベントを少し緩めておけばタンク内圧は逃がせますが基本的には抜いた方が良いです。

 

マリンスプレーで塩害を防ぐ

綺麗になった船外機は錆防止のために、金属部分にマリンスプレーを掛けます。

外見はもちろんのこと、カウル内の金属部分も。

定期的に稼動部のグリスアップも行います。

トーハツ2馬力はシフトレバーグリスニップルへのグリスアップも定期的にしないといけません。

グリースガンを使ってグリスアップします。

 

個人的にはシフト軸へのグリスアップは耐水グリスよりもシャーシーグリスが良いかなと思います。

このグリスじゃないといけないというのはありませんが、大事なのはグリスを切らさないことや定期的なグリスアップです。

 

マリンスプレーを掛けておくと、塩の固着を防ぐ効果がありますので、いつまでも船外機を綺麗な状態で保てます。

マリンスプレーの中では安くておすすめなのが、

KURE CRC 6-66

これで十分です。

 

プロペラの軸やシャーピン、ブラケット等、直接海水に触れる部分には耐水グリスを使用します。

 

船外機の保管方法・まとめ

 

これからミニボートを始める方の参考になればなと思います。

正しい保管方法で管理を行い、安全に快適に船外機を長持ちさせましょう。

サイトマップ

船外機メンテナンスカテゴリー

メンテナンスのご依頼は公式LINEからもOK!

友だち追加

【あなたにおすすめの記事】