ゴムボくらぶです。
富山県黒部市のKさんからホンダ2馬力のメンテナンスのご依頼をいただきました。
ありがとうございます。
＊当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております（技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます）
型式：BAAC(BF2DH)
製造年月:2022年05月
ホンダ2馬力・フィラーキャップの締め過ぎはオイル漏れを起こします・【富山県黒部市・Kさん】
最近は北陸地方や東北地方からのご依頼も増えて嬉しい限りです。
ありがとうございます。
では、見ていきましょう。
マフラーの直ぐ下の画像になります。
エンジンオイルが付着しています。
この位置にオイルが付着する要因は3パターンの要因があります。
オイル漏れは下へ下へと流れますので経路を辿ります。
排気系統からオイルが出ていました。
恐らく普段入れているオイル量が多いんじゃないかなと思います。
オイルは少な過ぎてもダメだし多過ぎてもダメです。
エンジン内部に残っている残量によって違いますが目安は200mlです。
オイルシールからの漏れはありません。
バルブのクリアランスやリフト量のチェックをします。
クラッチまわり良好。
ボルトのステンレス化も完了です。
マフラーは塩の付着無く良い感じです。
流れたオイルによってスイベルのグリスも流れてしまっているので分解清掃&グリスアップをします。
マフラー綺麗になりました。
フィラーキャップの締め過ぎでパッキンが広がってしまっています。
これ、ホンダ2馬力で多いです。
左側：広がってしまったパッキン
右側：新品のパッキン
ホンダ2馬力は締め過ぎることでパッキンが広がってしまい締め過ぎは逆効果です。
表面に2本の凸ラインがあるのですが締め過ぎることで潰れてしまいます。
凸ラインが潰れてしまうことで漏れ易くなり、一度広がってしまったパッキンは戻りません。
パッキンがキャップの外径より大きくならな程度に締めましょう。
キャブレターの清掃です。
燃調が薄かったですね～
燃料フィルター、結構汚れてました。
燃料タンクの中も清掃。
燃料タンクの足ゴムが劣化してますので交換しておきます。
ボルトのグリスアップはした方が良い箇所としない方が良い箇所とあります。
場所によってグリスも使い分けています。
いい感じになりました♪
シャーピン曲がってますので交換しておきます。
予備ホルダーにシャーピンが入っていなかったのでこちらも補充しておきます。
ギヤオイル交換。
始動時のアイドリングの安定性も良くなりました。
ご利用ありがとうございました。
