アクセスカウンター
  • 1661549総アクセス数:
  • 1064今日のアクセス数:
  • 1085昨日のアクセス数:
  • 9現在オンライン中の人数:
カテゴリー
船外機メンテナンスの依頼はコチラから
ゴムボート

新品で船外機を購入したのにエンジンが止まる!?正しいエンジンのかけ方。

こんにちは、D2です

 

2馬力ボートを購入して、はじめて船外機を扱う場合にエンジンのかけ方がイマイチ良く分からないという方がけっこう居ます。

はじめて扱うのだから当然ですよね。

 

新品で買ったトーハツ2馬力のエンジンの調子が悪い、止まる、かからない。

トーハツ2馬力(MFS2B)にて複数回このような相談を受けました。

 

初期不良!?

 

それは、いづれも初期不良ではなくエンジンのかけ方に問題があるものでした。

間違ったエンジンのかけ方をすると負のスパイラルにおちいり、ますます不調になります。

 

この記事では始動時にエンジン不調になるメカニズムと、正しいエンジンのかけ方を説明致します。

 

これからはじめて2馬力船外機を購入するという方は是非この記事を参考にしてみてください。

 

*新品の4ストエンジンはエンジンオイルが入っていませんので、必ずエンジンオイルを入れてから始動してください。

*自宅にてエンジン始動する場合は必ずバケツに水を入れて冷却水を吸い上げれる状態にして下さい。

 

ガソリンの量は余裕をもって入れましょう

 

ありがちなミス その1

自宅で少しだけガソリンを入れてエンジンを掛けてみようとする

2馬力船外機の頭上タンクは燃料ポンプがあるわけではなく自然落下方式なため、ある程度のガソリン量が入っていないとキャブレターまでガソリンが届きません。

トーハツ2馬力で言えば、下方向に下がった燃料ホースがターンして、キャブレター接続部に向かって上方向に角度が上がるため、ある程度の量が入っていないとガソリンを押す力が足りません。

なので、自宅でちょっとエンジンを掛けてみようかな・・・

という場合でも、ガソリンは燃料タンク半分ぐらい入れてください。

そうすることで無駄なトラブルを招かずに済みます。

 

エアーベントをあける

 

エアーベントを知らない方はほぼ居ないとは思いますが、燃料キャップの上に付いているノブですね。

2~3回転緩めればOKです。

 

燃料コックをONにする

 

どの船外機にも付いているON-OFFの燃料コック。

当然、ONにします。

*エアーベントを開けていないと燃料コックをONにしても燃料が流れません

 

チョークを引いてエンジン始動

 

ありがちなミス その2

エンジン始動後もチョークを引きっぱなしにしている

 

【チョークの役目】
エンジンがかかり難い冷却時に、かかりを良くするために一時的に空気の通路を遮断してガソリンを濃くする機能。

簡単に言えばこんな感じです。

チョークはエンジンをかける時だけの機能ということを意識しましょう。

 

新品で船外機を購入して自宅ではじめてエンジンを掛けてみたところ、アイドリングが不安定でエンジンSTOP

その後エンジンが掛からない。

このケースの大半はエンジン始動後もチョークを引いたままにしています。

チョークを引いたままだとエンジン内にガソリンが行き過ぎてプラグがかぶってしまい不調を招きます。

 

チョークを引いたままが原因で不調になってしまったエンジンは以下のようになります。

●アイドリングが不安定

●エンジンが止まる

●始動困難

●バケツの内側(水面の位置)が違和感あるぐらいにまっ黒になる

●白い排気が出てガソリン臭い

 

【上記のような状態になってしまった場合の復帰手順】

プラグを外して乾かして下さい。

そしてチョークは引かずにアクセルをRESTARTの位置にしてロープを引っ張ってみて下さい。

かからなければ、アクセルをSTARTの位置にして再度トライします。

どれだけエンジン内にガソリンが入ってしまっているかで、ベストなかけ方がケースバイケースなため、探りながらのエンジン始動となります。

エンジンがかかりそうなアクセルポイントを見つけだしてください。

チョークを引くのは最終手段で。

無事エンジンがかかったら、暫くかけたままでアイドリングが落ち着くのを待ち復帰させます。

 

正しいエンジンのかけ方

 

【エンジンが冷えている時の始動】

チョークを引いてアクセルはSTART位置でロープを引っ張る。

通常は1~3回引っ張ればかかります。

エンジンが掛かったら直ぐにチョークを戻してアイドリングが安定するのを待ちます。

アイドリングが低すぎるようなら軽く数回空吹かしをてアクセルワークでなるべく早めに温めるようにする。

*最初は回転数が低いものの温まってくると序々に回転数が上がってきてアイドリングが落ち着きます。

 

【エンジンが温まっている時の始動】

チョークは引かずにアクセルはRESTART位置もしくはSTART位置でロープを引っ張りますます。

 

まとめ

 

ボーターさんからすると当たり前もことでも、初めて2馬力船外機を扱う方はこのようなところで思わぬトラブルを招きます。

過去、チョークの引きっぱなしで不調になった相談はいづれもトーハツ2馬力(MFS2B)ですのでトーハツ2馬力を購入された方は特にご参考に。

初期不良を疑う前に、エンジン始動の手順を再度確認してみてください。

 

釣行後の船外機の塩抜きや保管方法について。【ゴムボくらぶ】船外機を使ったあと、間違った方法で保管していませんか?燃料タンクにガソリン入れっぱなしは危険ですよ!...

正しい船外機の保管方法。ガソリン入れっぱなしは燃料タンク割れますよ!

サイトマップ

船外機メンテナンスカテゴリー

ゴムボくらぶが使ってる船外機メンテナンスの必須アイテムのご紹介!

 

●おすすめの耐水グリース

一般的な耐水グリースより粘度が高く持ちが良いです。

 

●80g用のグリースガン

エンジン下の首周りなど、グリースニップルからの注油に使用します。

ジャバラの状態で入れて使えるので綺麗に使えて便利です。

上記の80gグリースで使えるのでグリースガンとセットで持っておくと便利です。

 

●液体ガスケット

自己メンテナンスをする人には必須アイテムである液体ガスケット。

乾くのに1日程度掛かりますが硬化後の密着力が強く1215がお勧めです。

オイルシールの外周塗布にも使えます。

 

●シリコングリース

ゴム製品には攻撃性が低いシリコングリースを使うのが基本です。

オイルシールの内側やOリングなどゴム製品に塗布して使います。

 

●言わずと知れたマリンスプレーの定番です!

CRE 6-66

釣行後は錆び易い箇所にシュッっと

 

●キャブレタークリーナー

キャブクリーナーは安物が洗浄能力が低くてダメです!

私が使ってみておすすめするのはYAMAHAのヤマルーブです。

洗浄効果は勿論高く、汚れで変色したジェット類など浸け置きしておくだけで綺麗な金色に戻ります。

 

●パーツクリーナー

キャブクリーナーで洗浄したあとはパーツクリーナーでキャブクリーナーを洗い流してください。

キャブクリーナーで洗浄したのみだとべたつきますので。

 

●ピンポンチ

抜けにくいシャーピンを外す時にピンポンチがあると作業がスムーズにいきます。

釣行時の携行アイテムとして小型ハンマーとピンポンチがあれば便利ですよ!

 

●小型ハンマー

小型のハンマーですがヘッドの重さがそこそこあるので打撃力も強くコンパクトでなかなか良いですよ。

 

●ギヤオイルの交換におすすめなドライバー。

軸が四角形なのがポイント!

スパナをかけて緩めたり締めたりできます。

スパナをかけると固かったネジが嘘のように回ります。

 

●ギヤオイル交換アイテム

1Lのペットボトルに取り付けて使用します。

ホースの先端に付属のアダプター(M8×1.25)を取り付けることで、ホンダ・トーハツ・マーキュリー・スズキなど、ほぼ全メーカーのドレンボルトに適合します。

チューブタイプと比べるとドレンを閉める時に落ち着いて作業ができるのでおすすめです!

 

 

今後もおすすめアイテムがあれば追記していきます!

【あなたにおすすめの記事】