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ホンダ2馬力

ホンダ2馬力・これはヤバい!こんな状態になってたとは!【福岡県北九州市・Tさん】

ゴムボくらぶです

 

福岡県北九州市のTさんからホンダ2馬力のメンテナンス依頼をいただきました。

ありがとうございます。

 

エンジンを掛けたらいきなり高回転になり危ないということでお持ち込みいただきました。

当店初入庫個体ですが、今まではずっと知人にメンテナンスをしてもらっていたとのことです。

 

*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)

 

おまかせ・オーバーホール・追加ステンレス化

 

 

 

型式:BZBF(BF2DK2)

製造年月:24年10月

 

ホンダ2馬力・これはヤバい!こんな状態になってたとは!【福岡県北九州市・Tさん】

知人にメンテナンスをしてもらっていたというホンダ2馬力ですがどんな状態でしょうか。

 

ブローバイホースが入ってなく折れ曲がっていました。

 

な、なんじゃこりゃー!

なんもかんもシルバーに塗られとる。

ん~、何だか嫌な予感がします。

 

エンジン下ろしました。

ヘッドカバーのボルトが1本M6になってます。

ヘッドカバーを交換した時にボルトが折れてM6に拡大したんでしょうね。

他の3本はステンレスにしてるのにM6の1本だけは何故か鉄ボルト。

 

シリンダーかなり腐食してます。

このボルトちょっと角度がおかしいです。

周辺からはオイル漏れしていますね。

これも折れてタップを立て直してますが何故か絞まって無かったです。

 

遮熱版の取り付けがおかしいです。

本来、プレートの奥にあるプラスチックパーツの後ろ側に遮熱版を収めないといけません。

 

なんじゃこりゃー!第二弾。

マフラーの取り付け部分に何故かキャブのガスケットが中途半端に挟まってました。

どうしたらこんな状態になるのだろうか。。。

 

先ほどの締っていなかったヘッドカバーのボルトを緩めていくとかなり斜めになっており、ねじ山再生は残念な結果になってます。

 

エンジン内部も過去に開けた形跡がありその箇所も数本折れて修正しています。

綺麗に修正していれば問題無いのですが、折れたボルトはそのままで隣接して穴を広げて細いボルトを無理矢理斜めに捻じ込んである箇所などもあります。

正直、シリンダーブロック交換した方が良いがそれなりに費用も掛かります。

取り敢えず使うのに支障が無いなければシリンダーブロックは交換せずにメンテナンスをしていくことにします。

 

一通りメンテナンスをします。

キャブレターのボルトは固着気味。

中の状態も良くないです。

 

 

パイロットスクリューが完全固着しています。

こいつを外さないと話になりません。

何とか外してスクリュー交換します。

 

こんなに塩が。。。

 

悪化する前に綺麗にしておきましょう。

 

おけぃ

 

ハンドル軸にあるべき金属ワッシャーが入ってません。

取り付けておきます。

 

ロープの状態もなんだこれは。。。

リコイルの巻き数が合って無く正常な状態よりも短くなってました。

ホームセンターで汎用品のロープを買ってきて交換しているのでしょうが規定の太さよりも太いためその分巻けなくなっているのです。

ロープの長さって大事で規定の長さより短くなると引き難いし掛かり難くなります。

ロープも純正に交換して巻き数も規定値にしました。

 

その他の箇所もメンテナンスを行い、これで試運転してみます。

 

すると、白煙がむっちゃ出てアイドリングを規定まで下げるとエンジンが止まってしまいます。

これはおかしい。

圧縮不足・オイル上がりしています。

 

エンジンが止まるからアイドリングをだいぶ高くしてTさんに渡していたんでしょうね。

これは危ないですから。。。

 

画像じゃ分かり難いですがエンジンオイルを抜いてみると金属粉が混じっており、アルミ削れ特有の臭いもします。

 

エンジン内部を開けてオイルシールを交換した形跡がありますがオイルシールの打ち込みも浅い状態です。

通常、機械物のオイルシールの打ち込み具合ってこのぐらいなのですが、ホンダ2馬力はもっと打ち込まないといけません。

そして、あるべきはずのカムのワッシャーが入ってませんでした。

ヤバいな。。。

いらない部品はありません。

ワッシャーと言えどあるべきパーツは必要なんです!

 

ピストン、傷入りまくってます。

 

シリンダーも傷だらけ

 

シリンダーブロック・ピストン関係交換します。

 

これは、油膜切れによってこのようになってしまってます。

ホンダ2馬力は気温が高い時期や遠い沖のポイントまでの連続走行などで熱垂れを起こし易く、熱垂れを起こすととこのように致命的なダメ―ジを受けることもあります。

冷却方式の特性を知りスピードが出なくなったなど熱垂れの症状を感じたら一旦止めて冷えるまで待つなど使い手が意識しながら使うことが大事です。

 

クランクシャフトも高温になって焼けた跡があります。

傷は入ってないのでこのまま使います。

 

 

組み直し完了

 

バッチリ絶好調になりました。

 

船外機整備は塩害・固着がありますのでそういった場面に直面した場合にどう対処するか?

どれだけ引き出しがあるか?

折らずに外すにはどうするか?

折れた後はどう対処するか?

それなりのスキルも機材も必要です。

 

知人の方は持ち得るスキルの中で頼まれたメンテナンスを一生懸命やってくれていたんだと思いますが、対処次第で残念な状態になります。

船外機は命を預ける相棒です。

餅は餅屋でってことで。

 

ご利用ありがとうございました。

 

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