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スズキ2馬力(4st)

スズキ2馬力メンテナンス【山口県山陽小野田市・Mさん】

こんにちは、D2(@gomubo_club)です

 

山口県山陽小野田市のMさんからスズキ2馬力船外機のメンテナンス依頼を頂きました。

 

スズキ2馬力・メンテナンス依頼内容

 

現状調子は良いものの、不具合箇所がないか一通りメンテナンスをして欲しいとのことでご依頼頂きました。

今までにキャブレターの調子が悪くなり、北九州市内の某有名ボートショップさんにて、2回ほどキャブレターを交換しているとのことです。

まだインペラを一度も交換していないとのことなので、Mさんと話して今回交換することにしました。

 

型式:00202(DF2)

製造年月:25年8月

 

 

スズキ2馬力メンテナンス開始

 

まず、エンジンの掛かりやアイドリングの安定性を見るためにバラす前にエンジンを掛けてみます。

 

チョークを引いてアクセルはSTART位置で1回で始動して、エンジンの掛かり良いです。

アイドリングも安定しています。

 

では、始めます。

 

スズキはステンレスヘッドカバーなのですね。

メンテナンスやりやすそうな作り。

 

スズキ2馬力メンテナンス・キャブレター清掃

 

過去2回交換したというWalbro製のキャブレター

上面がフラットという独特な形状をしております。

スズキはキャブトラブルがわりと多いという話を聞きますが、セッティングがシビアなのかもしれません。

 

チャンバーをあけてみると、だいぶ汚れが溜まっています。

 

本体側も汚れが付着していますね。

この汚れをメインジェットから吸い込んだらアウトです。

この汚れは恐らく水分(塩分)が腐食したものではないかと思います。

 

釣行回数を重ねると徐々にチャンバー内に水分が溜まります。

どのメーカーの船外機であっても、釣行3~4回に1度ぐらいのペースでチャンバードレンからガソリンを抜いて完全に空にしてやりましょう。

そうすることで、ガソリンと一緒にキャブレター内部の水分が排出され、思わぬトラブルを防げます。

注)燃料コックOFFでガス欠までエンジンを回してもキャブレター内にはまだガソリンが残っていますのでドレンから抜く作業が必要です。

 

キャブレター内部を清掃します。

キャブレター内部のバタフライはアイドリングが安定するようにコンマレベルで1機1機、位置調整されて取り付けされています。

バタフライは簡単に外せますが、外して取り付けるだけでも調子を崩す可能性があるため、調子の良いキャブレターはむやみに外さないほうが無難です。

キャブレターの清掃には泡タイプがおすすめ!

スズキ2馬力メンテナンス・燃料フィルター清掃

 

ほぼ汚れていなく綺麗でしたが、清掃しておきました。

 

スズキ2馬力メンテナンス・サーモスタット点検&清掃

 

サーモスタットケース内部です

カバーを開けた時点でガスケットは破れますので交換となります。

 

サーモスタットの単体テストをしたみたら、問題無く稼働しており塩害もそんなに無いのでテストのみとします。

 

サーモスタット自体は問題なかったのですが、ケース内は氷砂糖のような結晶が・・・

矢印の先には小さな穴が開いており冷却水の経路となっていますが、結晶で穴が詰まってしまいそうな状況になっています。

詰まってしまえば当然冷却が回らなくなるのでオーバーヒートしてしまいます。

穴に落ちないように掃除機で吸い取りながら清掃します。

 

この白い部品はアノードです。

スズキの2馬力にはアノードが二つついており、サーモスタットケース内部にもあります。

このアノードと固定ボルトは交換することにします。

 

ガスケットとアノードとアノードを固定するボルト。

古いアノードを清掃してみましたが、侵食で巣穴が開いていました。

 

アノード固定ボルトが塩噛みしないようにグリスを塗って組み付けます。

 

スズキ2馬力メンテナンス・インペラ交換

 

現状検水の出は良かったものの、製造から5年以上経っていますのでトラブル回避のためにもインペラを交換します。

 

黄色丸の部分はウォーターパイプが刺さるグロメットです。

グロメット上部の切れ目は亀裂ではなく最初からはいっているものなのですが、パイプの刺さりが少し甘いように感じたのでグロメットを交換します。

あと、内側についているOリング二つも。

インペラケース固定ボルトの固着がなくて良かったです。

 

インペラを取り出しました。

スズキ2馬力はメンテナンスキットという、インペラ周辺のガスケットやプラグがセットになったものが販売されているのですが、欲しくないパーツも入ってて効率が悪かったため、必要なもののみを個別に単品注文しました。

 

インペラの初期馴染みをよくするため、グリスを塗って組み付けます。

インペラケース固定ボルトやロワケース固定ボルトのグリスアップは必須項目です。

 

スズキ2馬力メンテナンス・錆びたボルトやナット

 

船外機メンテナンスをしていると、ボルトやナットが錆びている場合があります。

いつもできる限りワイヤーブラシで磨いて錆びを落としていますが、この画像のナットのように錆びが酷い場合はメンテナンスパーツを注文するときに一緒に注文しています。

こういうボルトやナット類の金額ってたいした金額じゃないんです。

しかしオーナーさんが自身で注文するかというと、わざわざしないと思います。

なので、こういうメンテナンスの機会に一緒に注文して外見もリフレッシュします。

私が依頼者様の立場だったら、そうしてくれていたら嬉しいですからね。

 

ピカピカになりました。

 

スズキ2馬力メンテナンス・始動性やアイドリングをチェック

 

【冷間始動】チョークを引いてアクセルはアイドリング位置にて1回始動

【温間始動】アクセル・アイドリング位置にて1回始動

【吹け上がり】良好

【検水】良好

アイドリング調整

 

 

スズキ2馬力メンテナンス・交換部品

 

その他の行った作業

●プラグ交換

●エンジンオイル交換

●ギヤオイル交換

 

ご利用ありがとうございました。

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