ゴムボくらぶです
福岡県北九州市のTさんからトーハツ6馬力のメンテナンス依頼を頂きました。
ありがとうございます。
数年間使っていなかった個体らしいのですが、エンジンを始動してみると検水が熱いとのことでお持ち込みいただきました。
今回、冷却系のメンテナンス依頼になります。
型式:3JE(MFS6)
製造年月:26年2月
トーハツ6馬力・検水が熱い!?【福岡県北九州市・Tさん】
まずはエンジン始動してみました。
少し勢いは弱いものの検水は出ています。
検水が熱くなるまでエンジンを掛けておくのもあまり意味が無いのでこれでOKです。
各部をチェックしていきます。
こちら付いていたインペラ
あまり状態は良くないものの全部羽根もあり、通常の劣化程度な状態です。
ポンプケースの中
過去、インペラを焼き付かせたりはしていないとのことでしたが、何だか溶けた残骸のようなものが付着しています。
ライナー上側
ここにも。。。
こういった部分に異物がついていると流量が減る原因になります。
深い傷発見
ライナー交換します。
冷却水を吸い上げる側のグロメットがボロボロです。
コイツも交換しましょう。
勿論、インペラも交換します。
これで良好な状態になりました。
お次はサーモスタットの点検です。
あ~
サーモスタットアウトです。
水路の状態は非常に綺麗です。
これで問題となる箇所は無く冷却系の全てが良好な状態となりました。
検水の勢いも良くなりました。
暫くエンジンを掛けた後に検水を触ってみると良好な感じです。
夏場はバケツ内の水温が上がるのが早いため検水の温度が上がるのも早いですが、サーモスタットが開きっぱなしな場合は検水の温度は更に早く上がります。
この原理が分かるかなぁ~?
ヘッドの温度も正常なことを確認しました。
オッケーデス♪
ご利用ありがとうございました。
トーハツ6馬力がエンジン不調になりました・自己メンテ「やってみた」だと危険です【福岡県糟屋郡・Kさん】