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トーハツ/マーキュリー2馬力/3.5馬力(4st)

マーキュリー2馬力・キャブ不調にヒート気味と複数の不具合がありました【宮崎県小林市・Iさん】

ゴムボくらぶです

 

宮崎県小林市のIさんからマーキュリー2馬力のメンテナンス依頼をいただきました。

ありがとうございます。

 

暫く使っているとエンストして掛かりが悪くなるとのことです。

 

*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)

 

おまかせ・オーバーホール

 

 

 

型式:3BV

製造年月:20年3月

 

マーキュリー2馬力・キャブ不調にヒート気味と複数の不具合がありました【宮崎県小林市・Iさん】

暫く使っていると調子が悪くなるとのことですが原因は一体!?

まずは全体を見ていきましょう。

 

まず気になって見たのは燃料タンクが割れていないか?ということです。

このあたりの年製の燃料タンクは圧が掛かると割れることが多かった為、後に対策品に変わりました。

接着剤で修理はされているようですが、気温が高い夏場などは特に圧が掛かるため現行の対策品に交換することにしました。

 

社外キャブレターが付いてます。

 

ヤフオク・メルカリ・Yahooフリマなどで見掛ける黄色いマスキングテープ処理が特徴的なキャブレター。

つい最近購入されたようで真新しい状態です。

 

中は綺麗なもんでしたが取り敢えず一通り清掃だけして調整などは一切触らず1度エンジンを掛けてみます。

アクセルワイヤー調整を行い燃料コックをONにして暫くすると

ジョロジョロジョロジョロ。。。

これオーバーフローしてます。

 

少しするとオーバーフローが止まったのでエンジンを掛けてみるとアイドリング回転数がめちゃくちゃ高くて掛け始めで2600回転もあります。

どんな調整しとるんやろw

 

以前とフロート周りの造りが少し変わってます。

改悪です。

構造的にオーバーフローギリギリラインに調整しないといけない訳ですが、品質の面もあって危ういです。

販売者が調整した時はオーバーフローしなかったんだと思いますが、ほぼ使って無いのにオーバーフローしているという状況です。

 

フロートバルブの状態

弁として当たってる部分はほぼ先端で純正の物と比べると造りの精度は低いです。

再度調整してオーバーフローしなくはなりましたが、純正キャブもお持ちとのことでしたので送って頂き純正キャブに戻すことになりました。

 

純正キャブはかなりの不調状態。

だから、あのキャブを購入したんでしょうね。

純正キャブを復活させるには清掃程度では直らなく、加工して燃調を変えたりとなかなか大変でしたが最終的に調子良くなりました。

 

燃料フィルターをチェックするとフィルターがついてない。

 

あったフィルターを付けときました。

 

サーモスタット良好です。

使用歴は少ないようで塩害も無く綺麗な状態です。

 

さて、ギヤオイルを抜いてみると白濁してます。

ギヤケースオーバーホールですね。

 

インペラをバラしてみると

おや?

なにかおかしい。

 

ここに入るべきでないガスケットが入ってます。

 

プレートを挟んで上下2枚のガスケットがあるのですが逆に入ってます。

インペラ交換したばかりだと言っておられました。

 

インペラに圧迫されて切れたガスケットがこんな所に押し出されてます。

 

ライナーを外してみたところ溝が溶けて塞がってました。

 

開通

 

左:新品

右:溶けたインペラ

 

削れてる分高さが少ないので汲み上げる水が逃げます。

 

形状にも全て意味があります。

 

交換した部品

写って無いですがもう一つOリングを交換してます。

 

シャーピンが曲がってました。

ペラを当てた形跡はありません。

 

上:純正シャーピン

下:セットに付属されていたシャーピン

 

キャブ、アルミペラとのセットを購入されたそうで付属されていたシャーピンとのことです。

純正より細いステンレスピンですが、アイドリングが高かったことによるシフトショックで直ぐに曲がってしまってます。

 

そして、あれやこれやと整備を行い試運転をしてみます。

すると始動性も良く検水も出ているのですが、暫く状態を考察するとイマイチおかしい。

 

再度全てをチェックします。

 

新品インペラを取り付けた時の検水の量にしては7割程度の勢いしかなく、エンジン自体の温度が上がるのがやけに早い。

水路に塩は無く塩詰まりは考えられない状況だが何かしらの詰まりがあるとしか考えられなく、エンジン温度を計ると少しオーバーヒート気味です。

 

冷却パイプの中に原因がありました。

エアーで吹いたらパンッ!と何か飛んで出ました。

異物が何かは分かりませんでしたが、恐らく切れたインペラガスケットが詰まってたのだろうと思います。

原因解明で解決しました。

 

エンジン下ろしたのでシフトレバーのグリスアップもしておきます。

動きはスムーズでしたが、グリス無し状態でした。

 

ロープも交換しときましょ

 

不具合箇所が多く時間掛かりましたが、ようやく良好な状態になりました。

 

ご利用ありがとうございました。

 

トーハツ2馬力の外部タンク仕様・エンジンが止まる原因は?【広島県広島市・Sさん】

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