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マーキュリー18馬力(2st)

マーキュリーシープロ18馬力・エンジン不調の原因は??【山口県山口市・Oさん】

ゴムボくらぶです

 

山口県山口市のOさんからマーキュリーシープロ18馬力のメンテナンス依頼を頂きました。

ありがとうございます。

 

数年前に中古購入されたそうですがエンジンの調子が悪いとのこと。

エンジンが掛かり辛くアクセルを開けるとエンストするらしく、過去他のショップさんに修理に出したものの直らずといった経緯です。

ちなみにこの機は重量41kg、うちで扱える上限クラスの重量になります。

 

おまかせ

 

 

型式:350A

製造年月:平成13年5月

 

マーキュリーシープロ18馬力・エンジン不調の原因は??【山口県山口市・Oさん】

トーハツOEMの18馬力

始めて触る機種なので興味津々です。

9.9馬力・15馬力とボディは同じですがボアが違うようですね。

 

スロットルはこんな構造です。

 

キャブレター

 

さて、状態を見ていきましょう。

 

分解する前にエンジンを掛けてみると掛かり辛く、何とか掛かっても直ぐ止まってしまいます。

確かに調子が悪い。

燃調は合ってて暖気前だから止まるという状況とはちょっと違うようです。

明らかにおかしい。。。

 

そして、出るべき検水が出ていません。

上写真の中央右寄りの穴です。

 

ハイ、完全に穴が詰まってしまってます。

 

穴を開通させると勢いよく出てきました。

 

こちら燃料フィルター

 

プライマリーポンプを揉むと燃料フィルターからガソリンがポタポタと漏れてます。

これは一体!?

中を見てみるとなんとガスケットが入ってません。

始めて触る機種ですがガスケットが入って無いということは絶対ありません!

これでは漏れるはずです。

 

前回バラした方が無くしてしまったのでしょうかね??

部品注文しましょう。

 

お次はキャブレターの中をクリアにしておきましょう。

 

 

OH!!

内部には汚れが蓄積していますので徹底的に清掃します。

 

 

18馬力、口径大きいですね。

 

メインジェットは110番

意外とメインジェットは小さいんだなと思いましたが負圧が強いから必要な燃料はこれで十分吸い上げれるのでしょうね。

 

キャブレターは組付け後、BESTセッティングに合わせます。

 

サーモスタット正常に動作しております。

自動電源OFFで表示も大きくサーモスタット点検にオススメな水温計デス↓

 

ギヤ回り、見ていきましょう。

 

OH!!

アウト!!

白濁してます。

 

上の半透明な部分が水分です。

見た感じ流入量はそんなに多くないようですが、どこかから流入しているのは確かです。

 

シフトのOリングが怪しいかなぁ~

13年製なのでオイルシールなど消耗パーツは全部交換しておきましょう。

 

インペラは過去一度交換しているそうで状態は悪くなかったですが、これから先暫くは安心して使えるようにここは交換しておきます。

山口市はお隣の県ですが北九州からはかなり遠いので、そうそう持ってこれる距離ではないからですね。

 

交換後のオイルシール

ドライブシャフト側も勿論交換しました。

 

スターターロープ交換

 

●プラグ交換

●ギヤオイル交換

 

バッチリ調子良くなりました!

不調の原因はキャブのセッティングが合っていなかったことや、燃料フィルターかからの漏れだと思います。

船外機は全てを良好にすれば必ず調子良くなります!

 

交換した部品

ご利用ありがとうございました。

 

シープロ10馬力・エンジン不調とギヤオイル漏れ【福岡県北九州市・Oさん】

ゴムボくらぶが使ってる船外機メンテナンスの必須アイテムのご紹介!

 

●おすすめの耐水グリース

一般的な耐水グリースより粘度が高く持ちが良いです。

 

●80g用のグリースガン

エンジン下の首周りなど、グリースニップルからの注油に使用します。

ジャバラの状態で入れて使えるので綺麗に使えて便利です。

上記の80gグリースで使えるのでグリースガンとセットで持っておくと便利です。

 

●液体ガスケット

自己メンテナンスをする人には必須アイテムである液体ガスケット。

乾くのに1日程度掛かりますが硬化後の密着力が強く1215がお勧めです。

オイルシールの外周塗布にも使えます。

 

●シリコングリース

ゴム製品には攻撃性が低いシリコングリースを使うのが基本です。

オイルシールの内側やOリングなどゴム製品に塗布して使います。

 

●言わずと知れたマリンスプレーの定番です!

CRE 6-66

釣行後は錆び易い箇所にシュッっと

 

●キャブレタークリーナー

キャブクリーナーは安物が洗浄能力が低くてダメです!

私が使ってみておすすめするのはYAMAHAのヤマルーブです。

洗浄効果は勿論高く、汚れで変色したジェット類など浸け置きしておくだけで綺麗な金色に戻ります。

 

●パーツクリーナー

キャブクリーナーで洗浄したあとはパーツクリーナーでキャブクリーナーを洗い流してください。

キャブクリーナーで洗浄したのみだとべたつきますので。

 

●ピンポンチ

抜けにくいシャーピンを外す時にピンポンチがあると作業がスムーズにいきます。

釣行時の携行アイテムとして小型ハンマーとピンポンチがあれば便利ですよ!

 

●小型ハンマー

小型のハンマーですがヘッドの重さがそこそこあるので打撃力も強くコンパクトでなかなか良いですよ。

 

●ギヤオイルの交換におすすめなドライバー。

軸が四角形なのがポイント!

スパナをかけて緩めたり締めたりできます。

スパナをかけると固かったネジが嘘のように回ります。

 

●ギヤオイル交換アイテム

1Lのペットボトルに取り付けて使用します。

ホースの先端に付属のアダプター(M8×1.25)を取り付けることで、ホンダ・トーハツ・マーキュリー・スズキなど、ほぼ全メーカーのドレンボルトに適合します。

チューブタイプと比べるとドレンを閉める時に落ち着いて作業ができるのでおすすめです!

 

 

今後もおすすめアイテムがあれば追記していきます!

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