アクセスカウンター
  • 1753059総アクセス数:
  • 928今日のアクセス数:
  • 1368昨日のアクセス数:
  • 11現在オンライン中の人数:
●中古船外機販売
カテゴリー
船外機メンテナンスの依頼はコチラから
ヤマハ2馬力(4st)

ヤマハ2馬力のおまかせメンテナンス【福岡県北九州市・Uさん】

こんにちは、ゴムボくらぶ(@gomubo_club)です

福岡県北九州市・Uさんよりヤマハ2馬力のメンテナンス依頼を頂きました。

 

譲り受けた船外機とのことで過去のメンテ状況は不明なので一通り見ていきましょう。

 

製造年月:07年09月?

型式:?S7(F2A)

 

ヤマハ2馬力は過去入庫したことがないので初となります。

どんな構造なのか私自身も楽しみであります。

 

キャブレターの清掃

分解前に調子を見ようとエンジンを掛けてみたら、掛かりは良かったもののアクセルを開けるとガボガボいって止まりそうになりました。

ということで、まずはキャブから始めましょう。

 

内部の汚れはそこまで酷くはないかなぁと思ったもののメインノズルが抜けません。

 

何とか抜き出してみると大事な穴が汚れで塞がってました。

 

チャンバーを使って清掃すればチャンバーも綺麗になって一石二鳥。

 

他社の2馬力船外機と比べるとキャブの内部はとても精密に作られています。

小さな経路がたくさんありますので念入りに清掃します。

 

2馬力にデチューンしているようですね。

 

チャンバーのガスケット、スロー系統のメクラキャップ、燃料コックのOリング、エンジン側ガスケット2枚を交換しました。

 

燃料フィルターが大変なことになっていましたので交換します。

 

インペラ交換

インペラボルトも問題無く緩んで作業は順調に進みます。

 

インペラは2か所切れてました。

 

シフトのOリングも交換しておきます。

あと、ケースにOリングがついているんですがこれも交換です。

 

新しいインペラ

ボルトやドライブシャフトスプラインをグリスアップして組付けです。

ボルトは再シール。

 

サーモスタット点検

サーモスタットを点検しておきます。

問題無く動いておりましたので清掃します。

 

水路の塩も清掃します。

 

ヤマハ2馬力はサーモスタットケース内にもアノードがあるんですね。

今回は交換はしなくて良いでしょう。

 

ロアケースのアノードはだいぶボコボコしていたので交換します。

 

その他の作業

フライホイルやイグナイターが錆びてますので錆を落として塗装しておきます。

イグナイターの金属の部分は鉄ではなくステンレス製です。

素晴らしい。。。

 

綺麗になりました。

 

燃料キャップがヤバイです。

この錆がタンク内に入ってしまったら詰まりの原因になりますからね。

 

キャップはASSY交換となります。

 

プラグ点検

スターターロープ点検

ペラ周り点検

エンジンオイル交換

ギヤオイル交換(ドレンガスケット2枚交換)

 

試運転

【冷間始動】チョークは引かずにアクセルはアイドリング位置及びSTART位置にて1〜2回で始動

【温間始動】アイドリング位置にて1回で始動

【吹け上がり】良好

【検水】良好

元々の燃料セッティングが濃い目になっているようですので、まずは冷間時でもチョークを引かずにエンジンを掛けてみて下さい。(チョークを引くとかぶりやすい)

 

交換した部品

ご利用ありがとうございました。

ゴムボくらぶが使ってる船外機メンテナンスの必須アイテムのご紹介!

 

●おすすめの耐水グリース

一般的な耐水グリースより粘度が高く持ちが良いです。

 

●80g用のグリースガン

エンジン下の首周りなど、グリースニップルからの注油に使用します。

ジャバラの状態で入れて使えるので綺麗に使えて便利です。

上記の80gグリースで使えるのでグリースガンとセットで持っておくと便利です。

 

●液体ガスケット

自己メンテナンスをする人には必須アイテムである液体ガスケット。

乾くのに1日程度掛かりますが硬化後の密着力が強く1215がお勧めです。

オイルシールの外周塗布にも使えます。

 

●シリコングリース

ゴム製品には攻撃性が低いシリコングリースを使うのが基本です。

オイルシールの内側やOリングなどゴム製品に塗布して使います。

 

●言わずと知れたマリンスプレーの定番です!

CRE 6-66

釣行後は錆び易い箇所にシュッっと

 

●キャブレタークリーナー

キャブクリーナーは安物が洗浄能力が低くてダメです!

私が使ってみておすすめするのはYAMAHAのヤマルーブです。

洗浄効果は勿論高く、汚れで変色したジェット類など浸け置きしておくだけで綺麗な金色に戻ります。

 

●パーツクリーナー

キャブクリーナーで洗浄したあとはパーツクリーナーでキャブクリーナーを洗い流してください。

キャブクリーナーで洗浄したのみだとべたつきますので。

 

●ピンポンチ

抜けにくいシャーピンを外す時にピンポンチがあると作業がスムーズにいきます。

釣行時の携行アイテムとして小型ハンマーとピンポンチがあれば便利ですよ!

 

●小型ハンマー

小型のハンマーですがヘッドの重さがそこそこあるので打撃力も強くコンパクトでなかなか良いですよ。

 

●ギヤオイルの交換におすすめなドライバー。

軸が四角形なのがポイント!

スパナをかけて緩めたり締めたりできます。

スパナをかけると固かったネジが嘘のように回ります。

 

●ギヤオイル交換アイテム

1Lのペットボトルに取り付けて使用します。

ホースの先端に付属のアダプター(M8×1.25)を取り付けることで、ホンダ・トーハツ・マーキュリー・スズキなど、ほぼ全メーカーのドレンボルトに適合します。

チューブタイプと比べるとドレンを閉める時に落ち着いて作業ができるのでおすすめです!

 

 

今後もおすすめアイテムがあれば追記していきます!

【あなたにおすすめの記事】