ゴムボくらぶです
鳥取県米子市のKさんからヤマハ9.9馬力のメンテナンス依頼を頂きました。
ありがとうございます。
この重量は流石に箱梱包は無理ですので、パレットに載った状態で西濃運輸さんにて届きました。
お近くにも出すショップさんなどあるとは思いますが、敢えてゴムボくらぶを選んで頂きました。
嬉しいです!
しっかりとメンテナンスさせて頂きます。
型式:66N(F9.9CWHP)
製造年月:05年05月
ヤマハ9.9馬力の・メンテナンスして良かったです!【鳥取県米子市・Kさん】
ヤマハの9.9馬力(4st)は当店初入庫機種になります。
電動チルト&セル付き仕様です。
購入後約1年ぐらい使われているそうで今まで特に不具合は無かったとのことですが、内部は一体どんな状態でしょうか!?
製造から18年
紫外線が当たるプラパーツはこのように劣化しています。
スロットルグリップも劣化アリ
こういったパーツもリフレッシュします。
さて、ギヤオイルを抜いてみると何故か量が少ない。
全量でこれだけです。
ギヤオイルを抜いて発送したのかなと思い、Kさんにお聞きしたみたところギヤオイルは抜いていないとのこと。
外に漏れている形跡や海水の流入などもないので過去の交換時に入れ忘れたか入れた量が少なかった?
どちらかだと思います。
今までギヤが焼き付かなかったのが幸いです。
インペラを外してみると羽根が1枚切れておりました。
劣化して切れ出すと次々に着れますので危なかったです。
そして、切れた羽根はどこへ・・・
冷却水を吸い上げる水路に切れた破片が詰まってました。
下手したら冷却が足りずオーバーヒートします。
上から見たところ。
冷却パイプがささる部分です。
インペラケースの固定ボルトです。
何故か1本曲がってました(右端)
交換します。
これで安心。
燃料系のメンテナンスです。
結構汚れてます。
パイロットスクリューのOリングが劣化してひび割れておりこれは交換しないとダメです。
始動性やアイドリングの安定性などに影響する重要なパーツです。
がしかし、このOリングは既に販売終了となっており純正部品が注文できませんでした。
こんなピンチな時は。。。
ゴムボOリングボックスにありました!
ゴムボOリングボックスには様々なサイズのOリングを取り揃えております。
燃料フィルターを清掃しようと開けてみると
あれ?
あるべきはずのOリングが付いてません。
プラ同士で上手く密着していたのかよく今まで漏らなかったなと思いました。
Oリングを注文して取り付けました。
このように付きます。
サーモスタット
状態良くないので交換しときます。
ケース内部を清掃して組みます。
エンジンアノード交換。
ペンチで挟んで引き抜こうとするとボロっと崩れてしまいました。
タイミングベルトもこの機会に交換しておきます。
オケィ♪
プラグ交換しときましょ。
スロットルグリップが新しくなると気持ち良いですね!
ストップスイッチの赤いキャップもひび割れてましたので交換しておきました。
キャップだけ部品があるんですね~
シフトレバーも新しくなりました。
配線カバーも劣化
バッチリ。
こちらの配線カバーも交換です。
その他、諸々な作業を行い
試運転&キャブ調整です。
試運転完了後にエンジンオイルを抜いてオイルエレメントを交換。
いろいろと悪い箇所がありましたがバッチリ良好な状態になりました。
ご利用ありがとうございました。
ヤマハ20馬力・オーバーヒートの警告ランプが点灯する原因は?【鳥取県・Iさん】