ゴムボくらぶです
岡山県岡山市のKさんからトーハツ2馬力のメンテナンス依頼をいただきました。
ありがとうございます。
*当ゴムボくらぶでは依頼者様との信頼関係を第一に考えており、業務の透明性や入庫時の状態・作業内容の報告を目的として一部を一般公開しております(技術の漏洩防止として公開していない内容も多数ございます)

型式:3BV(MFS2C)
製造年月:令和4年10月
トーハツ2馬力・キャブ再セッティングで絶好調になりました~【岡山県岡山市・Kさん】

令和4年製とまだ新しいトーハツ2馬力
一時期シフトレバーの動きが固い時期があったそうなのですがグリスアップで改善したとのこと。
おまかせコースはこちらで状態を見てどこまでするかを判断するわけですが、シフトレバーを動かすと若干の重みはあるものの固着の初期症状という感触ではなかったので、まだオーバーホールはしなくて良いと判断しました。
ちなみにおまかせコースでエンジンを下ろしてのメンテナンスが必要かどうかの判断材料は他にもあり、そういった部分も総合的に見て判断しています。

では、まずはインペラを交換しておきましょう。

付いていたインペラの状態
良い交換時期ですね。

インペラボルトはグリスアップされてましたので難なく緩みました(重要)
再グリスアップをして組付けます。

何故かライナーが変形してましたので交換しておきましょう。

キャブレターの清掃
始動後のアイドリングが不安定だそうです。

まずは内部を完璧に清掃してから調子を見てみます。

お次はサーモスタットの動作確認です。

サーモスタットケースの中の塩はこんな感じ。

サーモスタット動作OKです。

ケース内部も綺麗になりました。

プラグOKデス。

アノードは粉吹いた状態だと最大限の効力が発揮できませんので磨いておきます。

キャブ清掃のみでは始動後のアイドリングの不安定が改善できませんでしたので、再セッティングを行いバッチリ良好な状態となりました。
ご利用ありがとうございました。
トーハツ2馬力・自己メンテナンスで負のスパイラルに【秋田県能代市・Hさん】