ゴムボくらぶです
山口県下関市Yさんからホンダ2馬力のメンテナンス依頼を頂きました。
ありがとうございます。
現状気になるところは無いものの購入から4年使っているので、
そろそろメンテナンスをということでご入庫いただきました。
では、見ていきましょう

型式:BAAC(BF2DH)
製造年月:2017年02月
ホンダ2馬力メンテナンス

さてさて分解していきましょう。
全体的にそこまで錆は酷くありませんが、プレートは結構錆びているので交換した方がよいですね。

この年製はまだステンレスヘッドカバーではないのでぼちぼち錆が出てきております。
遮熱版のネジはホントよく錆びます。
年製が新しくなるにつれていろいろと改善されてきたホンダ2馬力ですが、遮熱版のネジもデフォルトでステンレスにして欲しいところです。

ガスケットを剥がしてみると錆は直ぐそこまできてました。
プレート管理は非常に重要で常に信頼のおける状態にしておかないといけません。

い~感じになりましたね!

クラッチ系も良好です。

ホンダ2馬力はこのようにグリスがドロドロになっているやつが多いんですが、これ原因はグリスの入れ過ぎや6-66の振り過ぎです。
6-66を振り過ぎると下に流れていき、このようにグリスが洗われて流れ出てしまいますので振るなら定期的に最低限が良いですね。

鬼門のロアケースのネジも無事外れました。
各部問題無いかをチェックして塩や錆を落とします。

キャブレターの清掃


キャブレターの清掃にやヤマハのヤマルーブがおすすめです!

燃料フィルターも結構汚れてました。

燃料タンクに溜まった水分
その他の主な作業

●ギヤオイル交換
●タペット調整
●エンジンオイル交換
●スターターロープ交換


バッチリです!
今回メンテナンスに出して良かったと思います。
各部の状態を考察すると、このまま使い続けていたら近いうちに不具合が出ていたと思います。
試運転
【冷間始動】チョークを引いてアクセルはSTART位置にて2~3回で始動
【温間始動】1回で始動
【吹け上がり】良好
交換した部品

ご利用ありがとうございました。
ホンダ2馬力・ギヤオイル白濁の原因は?【山口県下関市・Nさん】