ゴムボくらぶです
福岡県福岡市のSさんからトーハツ2馬力のメンテナンス依頼を頂きました。
ありがとうございます。
トーハツ2馬力を中古購入し初釣行に行ったものの、アクセルを開けるとエンストしてしまうらしくご入庫いただきました。
お預かりする時にシフトレバーの動きを確認するとだいぶ硬くなっていましたので、不調箇所意外にもオーバーホールをすることにしました。
中古購入の場合は最初にオーバーホールをして使い始めた方が圧倒的に安全安心です!
型式:3BV(MFA2A)
製造年月 平成19年5月
トーハツ2馬力のシフトレバー修理は初期症状の時点で修理するのが得策デス!【福岡県福岡市・Sさん】
分解前に症状確認のためエンジンを掛けてみます。
エンジンはすんなり掛かるもののアクセルを開けると燃料が薄い感触があります。
エンストの原因は恐らく燃料経路が詰まり掛けているのでしょうね。
気になったのが検水の勢いが明らかに弱くジョロジョロと出ています。
水路も確認するので後で原因は分かると思いますが、現状はこんな状況です。
このあたりのボルト類は錆びがきてますね。
交換しておきましょう。
余談ですがこの当時のボルトと現行のボルトでは材質が変わってます。
インペラを外してみるとだいぶ劣化しておりました。
インペラ交換
年製は19年ですが各部の状態を見ると使用頻度は少なく、倉庫保管が長かった機のようです。
メンテナンスをすれば良い機に仕上がります。
こちら、検水の出口になります。
ゴミが詰まってます。
検水の勢いが弱かった原因はコレでした。
A型エンジンです。
細かな箇所がB型とは違います。
私が始めて買ったエンジンがトーハツ2馬力のA型でしたが、
B型と比べると何となく・・・
A型の方が速かったような気がします。
主要な箇所をメンテナンスします。
固着し易いボルトはグリスアップしておきます。
サーモスタット動作OK
キャブレターの清掃です。
内部に汚れがありましたので不調の原因はここでしょう。
シフトレバーのオーバーホール
今回レバーの動きが硬かったですが、初期段階でしたのでわりとスムーズに抜けました。
グリス溜まりにはグリスっ気0
シフトレバーの修理は不調になる前の予備整備、もしくは症状初期の段階でメンテナンスする方が費用の面において得策です。
ガチガチになってから修理をするとシフトレバー自体がダメになって交換となるケースが多いです。
グリスニップル追加加工
ギヤオイル交換
白濁無し
錆びていたフライホイールも塗装して綺麗になりました。
錆びボルトは交換してリフレッシュ
ロアケースの固定ボルトも錆び錆びだったので交換
バッチリ良好になりました。
これからじゃんじゃん釣っちゃってください!
ご利用ありがとうございました。
トーハツ2馬力・検水が出ない原因は?【福岡県福岡市・Nさん】