ゴムボくらぶです!
熊本県合志市Sさんからトーハツ2馬力のお持ち込みいただきました。
遠方からありがとうございます。

製造年月:30年5月
型式:3BV(MFS2B)
トーハツ2馬力メンテナンス
シフトレバーの修理

平成30年製とまだ新しくはありますがシフトレバーが固くなり始めています。
グリスニップルからグリスアップしてみましたが手応えがイマイチでしたので分解修理をすることにしました。
ケースバイケースではありますが、固くなってしまった時点でだいたい分解修理が必要ですね。

サクサクとエンジンを下ろしてシフトレバーが抜きやすいようにします。

文面だと簡単に抜けているように見えるかもしれませんが、動く状態であっても簡単には抜けません。
少しづつ少しづつ適切な方法で抜いていきます。

無事抜けました。
塩は内側からの侵入です。
Oリングは2つとも交換
ちなみに現行型(C型)はOリングは内側だけ1個に変更されております。
Oリングが2つ入っているとグリスアップ時に圧の抜け場が無くグリスが入っていき辛いからかな?と予測しますがどうでしょうか。

穴の整地します。
グリスニップルからシフト軸までの通路が塩で詰まっていましたのでこちらもニップルを外して綺麗に清掃しておきます。

超耐水グリスを入れます。

塩の侵入経路である内側にもモリモリにグリスを塗ってガードしておきます。
シフトレバー内側の直ぐ横ではエンジン下部から組み上げた海水を排水しており、更に排熱の影響もあるため塩分が固まりやすい状況が揃っています。
こういった状況ですので内側にもガッツリグリスを塗ります。
この超耐水グリスは耐熱温度200℃なので排熱の影響があるこういった部分にも適しています。

インペラ交換

インペラを交換しておきましょう。
ポンプベースは塩の結晶が多いようですが果たしてインペラボルトは緩むかな。

OH!固着大!
そして、2本逝きました。。。

付いていたインペラはこんな感じです。
トラブル前の丁度良い交換時期かな。。。

さて、折れボルトを摘出しないといけないのでポンプベースを外さなければいけません。

バックリ折れちゃってます。

無事折れボルト抜けました。
良かった良かった。。。

インペラボルトのネジ山掃除をして取り付けますが、アノードのネジ山も一緒に掃除しておきます。

新品のインペラ

最新のボルト固着防止対策を施して組付けます。
キャブレターの清掃

お次はキャブレターの清掃です。

キャブクリーナーを入れている穴はスロー系のエアー経路です。

ジェット類も清掃します

燃料フィルターも清掃
サーモスタットの点検

サーモスタットの点検をしておきます。
弁の動作確認をすると。。。
ん?
弁の部分が斜めになっています。
検水がお湯のようになっていたという原因はコレですね。
弁がしっかり閉じないと検水はお湯が出ます。
実は自分の船外機でわざと弁が綺麗に閉じないようにして(オーバークールにならない程度)サーモスタットが閉じていても常に少し水が流れるようにして実験したことがあるんです。
すると早い段階から検水からは温かいお湯が常に出ます。
しかし、オーバーヒートしている訳ではなくエンジン温度がそのまま反映される感じです。
弁が曲がっていますのでサーモスタットは交換します。

ケース内部は清掃してから組付け。
その他の作業

エンジン下部

トーハツ2馬力はこのネジ1個だけ錆びるんですよね。

OK!
●シャーピン交換
●エンジンオイル交換
●ギヤオイル交換
●各部グリスアップ
試運転

【冷間始動】チョークを引いてアクセルはSTART位置にて2回で始動
【温間始動】RESTART位置にて1回で始動
【吹け上がり】良好
【検水】良好
交換した部品

ご利用ありがとうございました。
3か月使ってなかったトーハツ2馬力のスターターロープが重くなった原因は?【福岡県古賀市・Mさん】