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トーハツ2馬力

トーハツ2馬力のシフトレバー固着修理【福岡県北九州市N山さん】その2

こんにちは、ゴムボくらぶ(@gomubo_club)です

 

 

福岡県北九州市N山さんからトーハツ2馬力の修理依頼を頂き下記の記事ではインペラ交換の内容を書きました。

【悲報】ボルト全部折れました!トーハツ2馬力のインペラ交換【福岡県北九州市・N山さん】その1

この記事では、シフトレバーの固着修理をメインにエンジン内部洗浄・サーモスタット交換の内容を書いていきます。

 

トーハツ2馬力/修理依頼内容

 

●シフトレバーの固着修理

●インペラ交換

*その他にも悪いところがあれば修理しておいて欲しいとのこと

 

型式:3BV(MFS2B)

製造年月:27年9月

 

シフトレバーの固着修理

27年製は純正のグリスニップルが付いています。

しかし、グリスアップをするも動作は柔らかくならずということで入庫しました。

状況確認としてシフトレバーをN→Fへ動かしてみるとかなり硬くなっております。

グリスアップで改善しない場合は、悪化する一方なので早めの修理が結果的に得策となります。

 

シフトレバーの修理はエンジン下ろさなければいけませんので、まずはその作業から始めます。

アクセルワイヤー・チョークワイヤー・配線を外し、下から止まっているボルト7本を外して下ろします。

塩噛みでシフトの軸がかなり硬くギリ抜けてるといった感じです。

軸の状況を観察すると金属同士が摩擦で削れグリスに混じり黒くなっています。

軸穴内部は結晶が凄いです。

グリス溜まりにグリスは入っているものの、問題となる内側のOリングまでは浸透しきれていない状況です。

塩噛みが始まってしまうと分解修理しかないようです。

軸穴の内部が塩でガザガザしていますので#1000の耐水ペーパーで慣らしてツルツルにします。

 

Oリング2つ交換

シフト軸のグリスにはラバーグリスを使います。

シフトのグリスアップにはいろいろと使いましたが、ラバーグリスが1番適しているという結論に致りました。

ラバーグリスは柔らかく耐熱性がありゴム製品に優しいという特性があります。

通常、車のブレーキまわりに使われていますが汎用性が高いグリスです。

 

塩が入る直接の原因となるシャフト内側は耐水グリスでシールドしておきます。

指1本で軽く動くようになりました。

シフトレバーの修理に関してはこれで完了です。

エンジン各部をチェックしてみる

エンジンを下ろしたタイミングで各部をチェックしてみます。

赤丸の位置はインペラから組み上げられた水が最初にいきつくところですが、ここにも砂があります。

 

赤丸の位置に吸い上げられた水が上写真の黄色丸の小さな穴からエンジン内部に入っていきます。

そして、サーモスタットを通過してエンジン内部に回って緑丸の位置から排水する構造です。

ロアケース内部にあった砂はエンジン内部を通過後に排水されたものだと推測します。

エンジン内部の水路にも砂が入っていそうなのでサーモスタットのところから流水を入れてみます。

サーモスタットを外してみたらやはり内部にも砂が入ってます。

サーモスタットは塩で凄いことになってます。

サーモスタットの穴から流水を入れると。。。

やはり、砂が出てきました。

砂も一緒に吸い上げるとインペラやライナーも痛みますし、砂も一緒に結晶化してしまい最悪水路が詰まってオーバーヒートということにもなり得ますので、砂と船外機の足は極力近づけないほうが良いです。

 

サーモスタットケース内部は頑固な結晶がついていますので、ソルトアウェイをかけてドライバーでこさぎとります。

ソルトアウェイについての詳しいことは塩害腐食防止剤・SALT-AWAY(ソルトアウェイ)をミニボートに活用する!をご参考に。

清掃後、内部水路はエアーガンで吹き飛ばします。

 

サーモスタットは交換ですね。

トーハツ2馬力ののサーモスタットは52℃で開くようになっています。

 

ソルトアウェイを掛けながらゴシゴシを清掃します。

検水の穴も棒を入れて清掃します

 

before↑

インペラケースからエンジンまで繋がるウォーターパイプです。

最上部にはグロメットがついているのですが、このグロメットは排熱で結構痛んでいることが多いです。

グロメット交換しておきます。

after↑

パイプ内部も詰まりが無いか念のため適度な棒を入れて掃除します。

パイプは磨いたらピカピカになりました。

 

エンジン下部の7個のボルトをステンレスボルトに交換しておいて欲しいということで、N山さんがボルトを準備されました。

ステンレスボルトに変更

 

これで、あとは組み上げます。

 

始動確認

【冷間始動】チョークを引っ張ってアクセルはSTART位置で2回始動

【温間指導】アクセルはSTART位置/RESTART位置で1回始動

【吹け上がり】良好

【検水】良好

【シフトレバーの動き】良好

 

*ペラ塗装・フライホイル塗装

 

交換した部品

ご利用ありがとうございました。

 

【悲報】ボルト全部折れました!トーハツ2馬力のインペラ交換【福岡県北九州市・N山さん】その1

オークションで未使用のトーハツ2馬力ジャンクを購入するもエンジン不調状態【福岡県北九州市・N村さん】

船外機メンテナンスカテゴリー

 

ゴムボくらぶが使ってる船外機メンテナンスの必須アイテムのご紹介!

 

●金属部分に使える超耐水グリス

個人メンテナンスなら80gタイプがグリースガンのサイズなどを考えると嵩張らずに良いかなと思います。

 

●80g用のグリースガン

グリースニップルからの給油はグリースガンを使って行います。

ジャバラごと入れて使えるので綺麗に使えて便利です。

 

●液体ガスケット

自己メンテナンスをする人には必須アイテムである液体ガスケット!

乾くのに1日程度掛かりますが硬化後の密着力が強く1215はマジお勧めです!

オイルシールの外周に塗って下さい。

 

●シリコングリース

オイルシールの内側やOリングなどゴム製品に塗布して使います。

こちらのWako’sのラバーグリースもシリコングリースとして使っており、こちらも良いです。

 

●マリンスプレーの定番!

CRE 6-66

 

●キャブレタークリーナー

キャブクリーナーは安物が洗浄能力が低くてダメです!

私が使ってみておすすめするのはYAMAHAのヤマルーブです!

洗浄効果は勿論高く、汚れで変色したジェット類なんから浸け置きしておくだけで綺麗な金色に戻ります。

 

●パーツクリーナー

キャブクリーナーで洗浄したあとはパーツクリーナーでキャブクリーナーを洗い流してください。

 

 

●ピンポンチ

抜けにくいシャーピンを外すのにピンポンチがあると作業がスムーズにいきます。

釣行時の携行アイテムとして小型ハンマーとピンポンチがあれば便利ですよ!

小型のハンマーですがヘッドの重さがそこそこあるので打撃力も強くなかなか良いですよ。

 

●錆防止スプレー(シャーシーブラック)

シャーシーブラックは錆の進行を抑えるスプレーです。

黒色なので塗っても違和感が出難いです。

錆び易い金物に是非塗ってください。

 

いかがでしたか?

今後もおすすめアイテムがあれば追記していきますね~!

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